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講談社青い鳥文庫

美女と野獣 七つの美しいお姫さま物語

作:ボーモン夫人
訳:巖谷 國士
作:グリム兄弟

紙版

内容紹介

やさしい娘・ベルは、ばらを持ちかえった父の代わりに、おそろしい野獣の住む屋敷にとらわれることになりました。しかし、そこでは奇跡のようなことが起こります――。タイトルの「美女と野獣」(ボーモン夫人/巖谷國士)のほか、「白雪姫」「灰まみれ」「マレーン姫」「ラプンツェル」「いばら姫」(以上グリム兄弟/池田香代子)、「人魚姫」(アンデルセン/立原えりか)を収録。各話に訳者の解説がついています。


やさしい娘・ベルは、ばらを持ちかえった父の代わりに、おそろしい野獣の住む屋敷にとらわれることになりました。しかし、そこでは奇跡のようなことが起こります――。
タイトルの「美女と野獣」を含め、七編の美しいお姫さまの物語を収録しています。

「美女と野獣」(ボーモン夫人/作 巖谷國士/訳)

「白雪姫」(グリム兄弟/作 池田香代子/訳)

「灰まみれ」(グリム兄弟/作 池田香代子/訳)

「マレーン姫」(グリム兄弟/作 池田香代子/訳)

「ラプンツェル」(グリム兄弟/作 池田香代子/訳)

「いばら姫」(グリム兄弟/作 池田香代子/訳)

「人魚姫」(アンデルセン/作 立原えりか/訳)


<世界の名作 小学中級から すべての漢字にふりがなつき>

目次

美女と野獣
白雪姫
灰まみれ
マレーン姫
ラプンツェル
いばら姫
人魚姫
著者紹介

著者略歴

作:ボーモン夫人
ボーモン夫人(1711年~1780年)●
フランスの童話作家。ボーモン氏と離婚したのちイギリスに渡り、教師をつとめてから、帰国して作家となる。生涯70を超える児童文学の作品を書いた。文体は教科書になるような正しく素直で品のある表現を心がけ、教育的な内容のものが多い。「美女と野獣」は、古くからある言いつたえや先行する作品をもとに、近代童話のさきがけとして1756年に出版されたもので、今日まで人気の作品となった。
訳:巖谷 國士
巖谷國士●いわやくにお
フランス文学者、作家、評論家。1943年東京生まれ。20世紀のシュルレアリスムとフランス文学、美術のほか、17~18世紀の昔話、おとぎ話の研究者として名高い。『ながぐつをはいたねこ』『眠れる森の美女』『サンドリヨン』など、ペローをはじめとするフランスの昔話や童話の翻訳を多く手がけ、『扉の国のチコ』などの絵本作者としても知られる。写真家、旅行家としての顔も持ち、旅を物語る著書も多い。
作:グリム兄弟
グリム兄弟●
19世紀にドイツで活躍した文学者のヤーコブ・グリム(1785年~1863年)とヴィルヘルム・グリム(1786年~1859年)の兄弟。裕福な家に生まれたが、父の死で困窮、親族の援助で大学に学び、優秀な成績をおさめた。兄は法律家としての活動でも知られる。ドイツ各地の古い民話を収集し、創作を加えて『グリム童話集』としてまとめた。160以上の言語に翻訳されたと言われ、世界中で読まれている。

ISBN:9784062856133
出版社:講談社
判型:新書
ページ数:208ページ
定価:620円(本体)
発行年月日:2017年03月
発売日:2017年03月11日
国際分類コード【Thema(シーマ)】 1:YDC