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単行本

株主と会社役員をめぐる法的課題

著:近藤 光男

紙版

内容紹介

前著『コーポレート・ガバナンスと経営者責任』に続く論文集。著者が長年にわたり主要な研究領域としてきた株主および会社役員に関する近時の論攷,これらを内容とする日米の判例研究を一書にまとめる。法改正にかかる内容には,論攷末尾の「追記」で応接した。

目次

第1編 株主および株主総会 第1章 会社法における株主の権利行使と持株要件/第2章 株主総会における手続の瑕疵と議案の否決/第3章 株主総会における議長の権限と法的地位
第2編 取締役および監査役 第4章 会社経営者の行為基準/第5章 代表訴訟と監査役の機能/第6章 ブルドックソース最高裁決定に見る企業防衛のあり方/第7章 役員の対第三者責任の事例における最近の動向と今後の展開/第8章 近時の株主代表訴訟をめぐる動向/第9章 いわゆる「事実上の役員等」/第10章 表見代表制度の再検討/第11章 金融商品取引法の責任と会社法の責任/第12章 近時の裁判例から見た金融商品取引法上の民事責任の課題と展望/第13章 代表取締役と会社の責任
第3編 株主と役員をめぐる日米の判例研究 1 社外取締役の独立性/2 行為時保有原則における行為時/3 従業員に対する監視義務と誠実義務/4 取締役の選任手続に関する株主提案の可否/5 委任状による議決権行使と利益供与/6 農業協同組合の組合員代表訴訟における提訴請求/7 株主代表訴訟の提起と帳簿等閲覧権/8 株主総会決議の不存在と追認決議/9 取締役の監視義務違反による責任と株主代表訴訟/10 Say on Payと取締役の責任/11 会社の資金運用の判断と取締役・監査役の責任

著者略歴

著:近藤 光男
関西学院大学教授,神戸大学名誉教授

ISBN:9784641137486
出版社:有斐閣
判型:A5
ページ数:440ページ
定価:8500円(本体)
発行年月日:2016年11月
発売日:2016年11月16日
国際分類コード【Thema(シーマ)】 1:LNCB