日本の木と伝統木工芸
著:メヒティル・メルツ
訳:林 裕美子
紙版
内容紹介
ドイツ人東洋美術史・民族植物学研究者が日本の伝統的木工芸での木材利用法を技法・文化・美的観点から考察。待望の日本語訳版刊行。
目次
序 章
第1章 木材の基礎知識
1.1. 樹木と木材の名称
1.2. 木材の構造
1.3. 木材の切断面
1.4. 木の表面
1.5. 木の性質
第2章 日本の伝統的な木工芸
2.1 指 物
2.2. 彫物・彫刻
2.3. 挽 物
2.4. 曲 物
2.5. 大 工
第3章 木工関係者が使う木材名
3.1. 日本の木材名
3.2. 樹木名と木材名
3.3. 工芸家による木材の区別
第4章 伝統木工芸の技術
4.1. 木の選定
4.2. 木材の乾燥
4.3. 木 取 り
第5章 伝統木工芸の文化的側面
5.1. 国産材指向
5.2. 木の霊的な側面
5.3. 木が有する象徴性
第6章 伝統的木工芸の美的側面
6.1. 大きな視点から見た木材の全体的な美しさ
6.2. 木の美しさを高める技術
6.3. 茶道具が放つ木の静かな美しさ
6.4. 美しさを超えて
著者あとがき
参考文献
付 録
付表 1 日本の木材、樹木、植物(名称、大きさ、生育地)
付表 2 本書で取り上げた樹木と植物の学術的名称
付表 3 物理特性と加工特性
付表 4 木材と木工芸 用語一覧
索 引
訳者あとがき