講談社文庫
炎を薙ぐ
著:池永 陽
紙版
内容紹介
江戸の大川で、若い女性が両手両足を切断、惨殺される「達磨美女」事件が勃発。貧乏浪人の由比三四郎は、妻の依頼で暗殺された花火師の娘・おゆきの用心棒となる。その直後から、彼らの元に難敵が次々と現れる。三四郎は「秘剣・氷柱折り」で、究極の黒幕退治に挑むのだが──。人情と剣戟が交錯する連作長編小説。
目次
奇妙な居候
辻斬り二人
雨降りだけの客
囲われ者の片恋
老いぼれ刺客
おゆきの告白
氷柱折り異聞
炎帝が疾った