エキスパートが現場で明かす 心不全診療の極意
編:佐藤 幸人
内容紹介
心不全診療の臨床現場における日ごろの疑問点や問題点から29のテーマを取上げ,第一線を担うエキスパートが,さまざまな角度から検討のうえ,ガイドラインから1歩踏み込んだ「とっておきの極意」を公開.息切れ・浮腫など症候への対応から多職種によるチーム医療,急性期治療,終末期の緩和ケアまで充実した内容をコンパクトにまとめた1冊.
目次
総 論
Ⅰ. 慢性心不全における基本治療
1.心不全患者の肺炎を予防できるのか?
2.β遮断薬は心拍数が低下すれば低用量でよいのか?
3.・高容量フロセミドを服用している慢性心不全患者のfluid control,次の一手は?
4.両室ペーシングの適応はQRS波で決めてよいか?
5.ASVは急性期を脱したら中断するべきか?
6.心房細動を合併する心不全に,抗凝固療法は必須か?
7.どういった患者にアブレーションを行う?
8.拡張不全に薬は効くの?
Ⅱ. 慢性心不全における日常管理
9.心不全における高血圧は原因か結果か?
10.心不全にスタチンは有効か?
11. 1日にタバコ1~2本ならいいだろうか?
12.ナトリウム摂取量を減らせば減らすほど慢性心不全患者の増悪・予後はよくなるのか?
13.心臓リハビリテーションの開始にあたって注意すべき点は何か?
14.チーム医療の工夫,患者・家族への教育とは?
Ⅲ. 急性心不全
15.息切れ・呼吸困難だけで大丈夫?
16.BNP・NT- pro BNP,どう使う?
17. 点滴強心薬は急性心不全患者の予後を悪化させるか?
18.本当にカルペリチドが必要か?それとも硝酸薬で十分か?
19.急性心不全におけるNIPPV:テーラーメイド療法は必要か?
20.重症心不全患者に栄養療法は必要か?
21.急性心不全患者の痛み・不穏・せん妄をどう管理するか?
Ⅳ. 重症心不全と臓器管理
22.重症心不全患者における腎予備能をどう評価し,体液量の調節を行うか?
23.重症心不全患者における肝機能評価はどのような意義があるか?
24.VADを心不全治療のツールとして使うには?
Ⅴ. 高齢者心不全
25.無理をしてまで高齢者にβ遮断薬を入れるべきか?
26.体重が減っています.筋肉は減少していませんか?
Ⅵ. 終末期心不全
27.難治性心不全の終末期にまつわる課題とは?
28.心不全のQOD:在宅医療で最期まで診るためには?
29.緩和ケアはいつから始めるべきか?
ISBN:9784525243913
。出版社:南山堂
。判型:B5
。ページ数:180ページ
。定価:3600円(本体)
。発行年月日:2016年03月
。発売日:2016年03月25日
。国際分類コード【Thema(シーマ)】 1:MJ。