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扶桑社ミステリー

拾った女

著:チャールズ・ウィルフォード
訳:浜野 アキオ

紙版

内容紹介

幻の傑作ノワール、登場
ローレンス・ブロック絶賛!

哀しみ色の街で
破滅へとひた走る愛――。

「直球ど真ん中のノワールと見せかけて、
実は読者の手元で変化する曲球」――若島正

「チャールズ・ウィルフォードより優れた
クライム・ノヴェルなんて誰にも書けない」
――エルモア・レナード

「ディヴィッド・グーディスのロマンティシズム、
ホレス・マッコイの手になる疎外された除け者たちの肖像、
チャールズ・ジャクソンが「失われた週末」で描きだした
酒浸りの人生。本書はその鮮やかな融合だ」
――ウディ・ハウト (『Pulp Culture』『Neon Noir』著者)



サンフランシスコ、夜。小柄でブロンドの
美しい女がカフェに入ってきた。コーヒー
を飲んだあと、自分は文無しのうえハンド
バッグをどこかでなくしたという。店で働
くハリーは、ヘレンと名乗る酔いどれの女
を連れ出し、街のホテルに泊まらせてやる。
翌日、金を返しにやって来たヘレンと再会
したハリーは、衝動的に仕事をやめヘレン
と夜の街へ。そのまま同棲を始めた二人だ
ったが、彼らの胸中に常につきまとってい
たのは、死への抗いがたい誘いだった。巨
匠初期の傑作遂に登場!〈解説・杉江松恋〉

ISBN:9784594075071
出版社:扶桑社
判型:文庫
ページ数:336ページ
定価:950円(本体)
発行年月日:2016年07月
発売日:2016年07月02日
国際分類コード【Thema(シーマ)】 1:FB