出版社を探す

死ぬとはどのようなことか

終末期の命と看取りのために

著:ジャン・ドメーニコ・ボラージオ
訳:佐藤 正樹

紙版

内容紹介

緩和医療はたんに痛みを抑える治療ではない。患者に対する精神的看取り、家族への心的ケアにまでわたる。死に直面して、本人、家族、社会、医療に何ができるか。そのために、死についてもっとよく知ること、そこから人生の最後に向けてどんな準備ができるかを具体的に考えること。ヨーロッパ緩和医療の第一人者によるロングセラーの邦訳。

目次

まえがき/第1章 死ぬことについてわたしたちは何を知っているか/第2章 命の終わり――希望と現実/第3章 看取りの構造/第4章 命の終わりに人は何を必要とするか/第5章 黙想と重い病/第6章 空腹と渇きの問題――終末期の患者・認知症または植物状態の患者への栄養水分補給/第7章 命の終わりにもっとも頻繁に遭遇する問題――また、どのようにしてそれを防ぐか/第8章 命の終わりのための準備――その委任と患者の生前意思表明書/第9章 「死亡幇助」とはどういう意味か――自己決定と死への備えとのあいだの終末期医療/第10章 緩和医療とホスピスの活動――神話と現実/第11章 死を目前にした命――緩和医療の贈り物/謝辞/注/訳者あとがき

ISBN:9784622079231
出版社:みすず書房
判型:4-6
ページ数:272ページ
定価:3400円(本体)
発行年月日:2015年08月
発売日:2015年08月25日
国際分類コード【Thema(シーマ)】 1:VFD