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冒険の森へ 傑作小説大全 17

私がふたり

他著:東野 圭吾
他著:船戸 与一

紙版

内容紹介

ジャンルを越え、小説の面白さをとことんまで追求した画期的アンソロジー。第3回配本、第17巻「私がふたり」は、もう一人の私と敵または味方として対面する、不思議な物語15編を収録。

●編集委員 逢坂剛 大沢在昌 北方謙三 船戸与一 夢枕獏

東野圭吾「分身」の雑誌掲載時のタイトルは「ドッペルゲンガー症候群」であった。
ならばドッペルゲンガー小説をずらりと並べればいいのだろうが、それでは、読む側がつらいではないですか。
さいわい天啓の如く、船戸与一委員の怪作中編が浮上した。いや、降りてきた。
この作品は、「ドッペルゲンガー」ではないが、みごとに「私がふたり」なのである。
ネタバレなんて言わないで欲しい。30年も前に書かれた作品なのだから。

[収録作]
【長編】
東野圭吾「分身」
【短編】
船戸与一「メビウスの時の刻」
山田風太郎「万人坑」
三島由紀夫「花火」
阿刀田高「甲虫の遁走曲」
小池真理子「足」
夢枕獏「山奥の奇妙なやつ」
乙一「カザリとヨーコ」
【掌編】
稲垣足穂「自分によく似た人」
星新一「常識」
筒井康隆「環状線」
都筑道夫「空港ロビー」
赤川次郎「不良品、交換します!」
原田宗典「デジャヴの村」
高橋克彦「電話」


ISBN:9784081570478
出版社:集英社
判型:4-6
ページ数:592ページ
定価:2800円(本体)
発行年月日:2015年08月
発売日:2015年08月05日
国際分類コード【Thema(シーマ)】 1:FB
国際分類コード【Thema(シーマ)】 2:1FPJ