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岩波新書 新赤版1559

英語学習は早いほど良いのか

著:バトラー後藤 裕子

紙版

目次

はじめに

第1章 逃がしたらもう終わり?    ──臨界期仮説を考える
 1 臨界期仮説のはじまり
 2 臨界期とは何を意味するのか
 3 言語能力とは何か

第2章 母語の習得と年齢    ──ことばを学ぶ機会を奪われた子どもたち
 1 赤ちゃんの言語習得
 2 正常に言語習得を開始できなかった子どもたち
 3 手話の発達と習得開始年齢

第3章 第二言語習得にタイムリミットはあるか
 1 子どもの耳は本当に優れているのか
 2 大人は第二言語の文法をマスターできない?
 3 母語と第二言語の語彙習得はトレードオフの関係?
 4 臨界期は複数存在する?
 5 脳科学は救世主となるか

第4章 習得年齢による右下がりの線    ──先行研究の落とし穴
 1 年齢と習得期間のジレンマ
 2 言語能力をどう測定するか
 3 バイリンガル、母語話者のとらえ方

第5章 第二言語学習のサクセス・ストーリー
 1 大人から始めてもネイティブなみに話せるようになるか
 2 母語話者と非母語話者の境界線
 3 サクセス・ストーリーに学ぶ秘訣
 4 異なる結果の裏にあるメカニズム

第6章 外国語学習における年齢の問題
 1 「早いほど良い」という神話
 2 学習開始時期か授業時間数か
 3 読み書きの習得
 4 動機づけと不安

第7章 早期英語教育を考える
 1 早期開始より量と質
 2 読み書きの導入
 3 誰が指導するのか
 4 英語分断社会

おわりに
参考文献

ISBN:9784004315599
出版社:岩波書店
判型:新書
ページ数:256ページ
定価:840円(本体)
発行年月日:2015年08月
発売日:2015年08月20日
国際分類コード【Thema(シーマ)】 1:VSL
国際分類コード【Thema(シーマ)】 2:DS