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臨床家のための臨床研究デザイン塾テキストシリーズ 1

リサーチ・クエスチョンの作り方

第3版

著:福原 俊一

紙版

内容紹介

臨床研究を行う上での大切な第一歩である「研究の骨組みづくり」について解説した『リサーチ・クエスチョンの作り方』。
2008年の初版刊行以来多くの方々にお読みいただき、「読みやすい」「エッセンスが凝縮されている」と大変好評いただいております。
このたび、初版から7年の歳月を経て第3版が刊行されることになりました!
新たな収録は、質的研究のエキスパートの先生方によるフリートーク「クリニカル・クエスチョンの作り方」や、「クリニカル・クエスチョンを見つけ、整理する実践ガイド」などです。
本書がさらに多くの皆さんのお役に立てることを願っております。

目次

監修者序文にかえて
臨床研究デザイン 7つのステップ… ………………………………  1
はじめに ……………………………………………………………  6
第3版のはじめに …………………………………………………  9

第1章:リサーチ・クエスチョンとは?… ……………………… 11
臨床研究7つのご法度 ………………………………………… 12
従来の抄録スタイル …………………………………………… 18
構造化抄録の提唱 ……………………………………………… 20
リサーチ・クエスチョンとは何か? ………………………… 25
臨床研究で取り上げるリサーチ・クエスチョンの種類… ……… 29
第1 章のまとめ… ………………………………………………… 34

第2章:クリニカル・クエスチョンの見つけ方… ……………… 35
対談:クリニカル・クエスチョンの作り方 ………………… 36
クリニカル・クエスチョンを見つけ,整理する 実践ガイド …… 49

第3章:よいリサーチ・クエスチョンとは?… ………………… 61
よいリサーチ・クエスチョンの要件… …………………………… 62
Novel:新しい/ Interesting:興味深い… …………………… 65
Ethical:倫理性… ………………………………………………… 68
Measurable:測定可能性/ Modifiable:改善可能性… …… 71
Feasible:実施可能性 ………………………………………… 74
Relevant:切実さ… ……………………………………………… 77
Structured:構造化された/ Specific:具体性 … ………… 80
例題:このリサーチ・クエスチョンはどこがよくない?… …… 83
第3章のまとめ ………………………………………………… 86

第4章:リサーチ・クエスチョンの構造化… …………………… 87
リサーチ・クエスチョンの構造:PECO またはPICO ……… 88
PECO とPICO の場合分け… …………………………………… 91
リサーチ・クエスチョンの構造化はなぜ重要か …………… 93
Patients:対象 ………………………………………………… 96
Exposure / Intervention:説明変数… ………………………100
Comparison:比較群 ……………………………………………103
交絡要因は調整変数に …………………………………………106
Outcomes:アウトカム… ………………………………………109
例題:PECO に構造化してみよう… ……………………………112
第4章のまとめ …………………………………………………117

第5章:リサーチ・クエスチョンを作ってみよう… ……………119
リサーチ・クエスチョンを作ってみよう ……………………120
例題 ………………………………………………………………121
リサーチ・クエスチョン1 ……………………………………125
リサーチ・クエスチョン2 ……………………………………130
究極のリサーチ・クエスチョン …………………………………133

付録:臨床研究デザインに関する学習情報源 …………………135
QMentor を用いた実践演習 ………………………………………141

著者略歴

著:福原 俊一
京都大学大学院医学研究科 社会健康医学系専攻 医療疫学分野 教授  福島県立大学 副学長  米国内科専門医、米国内科学会上級会員 (FACP)   北海道生まれ北海道育ち。1979年北海道大学医学部医学科卒業、1979年横須賀米海軍病院インターン、1980年カリフォルニア大学サンフランシスコ校医学部内科レジデント、1983年国立病院東京医療センター循環器科・総合診療科、1990年ハーバード医科大学臨床疫学部門客員研究員、1992年東京大学医学部講師、2000年京都大学大学院医学研究科医療疫学教授、2000年から2002年東京大学教授弊任、2012年より福島県立医科大学副学長を兼務。国際QOL学会理事、米国内科学会日本支部理事、日本プライマリ・ケア連合学会理事、等を歴任

ISBN:9784903803241
出版社:健康医療評価研究機構
判型:A5
ページ数:146ページ
定価:2000円(本体)
発行年月日:2015年06月
発売日:2015年06月30日
国際分類コード【Thema(シーマ)】 1:MJ