出版社を探す

講談社文芸文庫

鳥の水浴び

著:庄野 潤三

紙版

内容紹介

名作『夕べの雲』から三十五年。時は流れ、丘陵の家は、夫婦二人だけになった。静かで何の変哲もない日常の風景。そこに、小さな楽しみと穏やかな時が繰り返される。暮らしは、陽だまりのような「小さな物語」だ。庄野文学の終点に向かう確かな眼差しが、ふっと心を温める。読者待望の、美しくもすがすがしい長篇小説。


名作『夕べの雲』から三十五年。
時は流れ、丘陵の家は、夫婦二人だけになった。
静かで何の変哲もない日常の風景。
そこに、小さな楽しみと穏やかな時が繰り返される。
暮らしは、陽だまりのような「小さな物語」だ。
庄野文学の終点に向かう確かな眼差しが、ふっと心を温める。
読者待望の、美しくもすがすがしい長篇小説。

著者略歴

著:庄野 潤三
庄野潤三(1921.2.9~2009.9.21) 小説家。大阪生まれ。大阪外国語大学在学中、チャールズ・ラムを愛読。九州帝国大学卒。1946年、島尾敏雄、三島由紀夫らと同人誌を発行。教員、会社員を経て小説家に。55年、「プールサイド小景」で芥川賞受賞。57年から一年間、米国オハイオ州ガンビアのケニオン大学で客員として過す。60年、『静物』で新潮社文学賞、66年、『夕べの雲』で読売文学賞、71年、『絵合せ』で野間文芸賞を受賞。芸術院会員。80年、ロンドン訪問。80歳以降も毎年刊行された一家の年代記的作品は、世代を超えた多数の愛読者をもつ。『庄野潤三全集』(全10巻)ほか著書多数。

ISBN:9784062902656
出版社:講談社
判型:文庫
ページ数:304ページ
定価:1650円(本体)
発行年月日:2015年03月
発売日:2015年03月11日
国際分類コード【Thema(シーマ)】 1:FB
国際分類コード【Thema(シーマ)】 2:1FPJ