出版社を探す

角川ソフィア文庫

恋愛及び色情

著:谷崎 潤一郎
編:山折 哲雄

紙版

内容紹介

『痴人の愛』や『卍』『細雪』など、官能美を描く耽美的な作品を残した谷崎。その美意識は、どのように形成されていったのか。代表的随筆「陰翳礼讃」の礎ともなった表題作をはじめとして、自身が神奈川県で被災した関東大震災を記録する「『九月一日』前後のこと」、関西移住後に故郷である東京をつづった「東京をおもう」ほか11作品を所収。著者の類いまれなる美意識と、その根底に横たわる日本観に迫った随筆選。解説・山折哲雄

目次

恋愛及び色情
夏日小品
にくまれ口
老いのくりこと
私の初恋
父となりて
女の顔
頭髪、帽子、耳飾り
縮緬とメリンス
都市情景
「九月一日」前後のこと
東西美人型
関西の女を語る
東京をおもう

注解

解説     山折哲雄

著者略歴

著:谷崎 潤一郎
谷崎潤一郎 1886年東京生まれ。東京帝国大学国文科中退。1920年。第二次「新思潮」を創刊、「刺青」「麒麟」を発表。1960年に文化勲章受賞。1965年7月没。
編:山折 哲雄
山折哲雄 1931年生まれ。宗教学者。東北大学文学部印度哲学科卒業。同大学文学部助教授、国立歴史民俗博物館教授、国際日本文化研究センター教授、同センター所長などを歴任。著書に『空海の企て』『愛欲の精神史』『「始末」ということ』など多数。

ISBN:9784044094720
出版社:KADOKAWA
判型:文庫
ページ数:253ページ
定価:680円(本体)
発行年月日:2014年09月
発売日:2014年09月25日
国際分類コード【Thema(シーマ)】 1:DNL
国際分類コード【Thema(シーマ)】 2:DS
国際分類コード【Thema(シーマ)】 3:1FPJ