出版社を探す

逆転!

強敵や逆境に勝てる秘密

著:マルコム・グラッドウェル
訳:藤井 留美

紙版

内容紹介

まったく無名の女子高校バスケットボールチームが州大会で優勝したのはなぜか? 二流大学の優秀な学生が、一流大学のそこその学生よりも優れているのはなぜか? 弱い立場の者が絶対的強者に勝つ方法とは? 小よく大を制す、その科学的方法論とは?  『ティッピング・ポイント』(邦題『急に売れ始めるにはワケがある』『アウトライアーズ』(邦題『天才!』)のグラッドウェルが、3年に及ぶ研究から徹底的に分析する!


まったく無名の女子高校バスケットボールチームが州大会で優勝したのはなぜか? 
二流大学の優秀な学生が、一流大学のそこその学生よりも
優れているのはなぜか?

弱い立場の者が絶対的強者に勝つ方法とは?
小よく大を制す、その科学的方法論とは?

弱小チームでも、貧しくても、二流大学卒でも、「勝利の方程式」は必ず存在する!

『ティッピング・ポイント』(邦題『急に売れ始めるにはワケがある』、『アウトライアーズ』(邦題『天才!』)のグラッドウェルが、3年に及ぶ研究から徹底的に分析する!



ふつうの人間が巨人と戦うにはどうすればいいか――それが本書のテーマだ。「巨人」とは圧倒的に強い敵のこと。軍隊や戦士だけでなく、障害・不運・抑圧といったことも含まれる。この本では一章でひとりの人物を取りあげる。有名人もいれば無名の人もいるし、凡人もいれば才人もいるが、共通するのは手に余る挑戦に直面し、それを乗りきらなくてはならなかったこと。(中略)
巨人の実像は、私たちが思っているようなものではない。彼らはその強大な力ゆえに、致命的な弱点も持っている。(中略)新しい扉が開いてチャンスが訪れ、学びと悟りを得ることができる。ふつうならぜったいありえないことが実現可能になる。だとすれば、巨人に立ち向かうための良質な指南書がぜひともほしい。(本書 プロローグより)

目次

プロローグ ダビデとゴリアテ 羊飼いの少年はなぜ屈強な大男を倒せたか
第1部 不利は有利で、有利は不利
第1章 弱小チームが勝つには     相手と同じ土俵で戦うな
第2章 貧しい家の子が勝つには    裕福な家の子にハングリー精神は宿るか
第3章 二流大学が勝つには     「そこそこの大学の優等生」と「一流大のそこそこの学生」はどちらが有望か
第2部 望ましい苦労  
第4章 識字障害者が勝つには       逆境を逆手にとる戦略
第5章 親に先立たれた子が勝つには  不幸な体験がリモートミスに変わるとき
第6章 マイノリティが勝つには       公民権運動とトリックスターの関係
第3部 力の限界
第7章 精鋭の治安部隊に勝つには   正統なき統治が失敗する理由
第8章 突然の悲劇に勝つには     「アメリカ史上最も壮大な刑法運用実験」の盲点
第9章 自分の運命に勝つには     ナチスに抵抗をつづけたある牧師の生涯

著者略歴

著:マルコム・グラッドウェル
1963年イギリス生まれ。
カナダ・トロント大学トリニティカレッジ卒。
『ワシントン・ポスト』紙のビジネス、サイエンス担当記者を経て、現在は雑誌『ニューヨーカー』のスタッフライターとして活躍中。邦訳には『天才!』『ニューヨーカー傑作選』ほかがある。

ある製品やメッセージが突然、爆発的に売れたり広まったりする仕組みを膨大な調査とユニークなフレームワークによって解き明かした最初の著書『ティッピング・ポイント』(邦題『急に売れ始めるにはワケがある ネットワーク理論が明らかにする口コミの法則』)、人間は、長時間考えてたどり着いた結論よりも、最初の直感やひらめきによって、物事の本質を見抜くという仮説を検証した2冊めの著書『ブリンク』(邦題『第1感 「最初の2秒」の「なんとなく」が正しい』)は、いずれも世界で200万部を超える大ベストセラーになっている。

ISBN:9784062185059
出版社:講談社
判型:4-6
ページ数:256ページ
定価:1400円(本体)
発行年月日:2014年09月
国際分類コード【Thema(シーマ)】 1:QDX