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PHP文庫

日本人の「地獄と極楽」

死者の書『往生要集』の世界

著:大角 修

紙版

内容紹介

人は死んだらどうなる? 生前に罪を犯した者は? 生まれ変わることはできる?▼こうした問いに、日本人なら誰でもイメージしてしまう死後の世界――“地獄と極楽”。▼その源流となったのが、比叡山の僧・源信が著し、末法思想に恐怖した平安の貴族社会を通じて“浄土信仰”を広めた『往生要集』である。そこには、死後に“転生”するという世界と、極楽浄土に行くための方法が詳しく書かれ、なかでも地獄のダイナミックで迫力ある描写で有名である。▼本書は、「酒を飲んだ者は煮えた銅を飲まされる:叫喚地獄」「六道とは?:永遠に6つの世界を巡る苦しみ」「戦い続ける鬼神の世界:修羅道」「私たちの暮らす人間世界の本質とは:人道」「念仏の利益:7種類の加護」「極楽にも待遇の差がある?」など、その壮大な生死流転の世界観を図解とともに解説。▼日本人に連綿と受け継がれた「死のガイドブック」から、より良き生とは何かを学ぶ。▼文庫書き下ろし。

ISBN:9784569761916
出版社:PHP研究所
判型:文庫
ページ数:224ページ
定価:700円(本体)
発行年月日:2014年06月
発売日:2014年06月02日
国際分類コード【Thema(シーマ)】 1:QRFB