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「あの世」の準備、できていますか?

著:矢作 直樹
著:田口 ランディ

紙版

内容紹介


きっと、あの世はいいところ

考えすぎない。迷いを捨てる。しがらみをなくす。我慢はほどほどに。
この世をうまく卒業するために、いま知っておきたいこと。

『人は死なない』の矢作直樹(東大病院救急部・集中治療部部長医師)と、
作家・田口ランディが語り明かした、
新しい死の迎え方と、人生後半の生き方。


いい感じでぼけていくと、周りの人も幸せになりますよ。
在宅看取りは、人と人を結びつける新しい絆になるでしょう。
死を悲しいと感じるのは、死そのものより喪失感だと思うんです。
我慢し過ぎると苦しい。人間、ほどほどがいいんです。
病気の根っこにある頑固さを溶かせば、心も身体も元気になります。
老化は自然現象、闘わない医療福祉がこれから重要になります。
本当は、早くあっちに逝きたいっていう人もいます。
死ぬときはお互いに挨拶に行くってことで、よろしくお願いします。

目次

第一章  死んだら終わりと思わない
第二章 現実世界との上手なつきあい方
第三章 頑なな心と体を解き放つ
第四章 見えない世界も意識する
第五章 この世とあの世の真ん中で

著者略歴

著:矢作 直樹
1956年、神奈川県生まれ。東京大学大学院医学系研究科救急医学分野教授/医学部附属病院救急部・集中治療部部長。1981年金沢大学医学部を卒業し、国立循環器センターの外科系集中治療科の医師、医長などを歴任。1999年10月より東京大学大学院新領域創成科学研究科環境学専攻および工学部精密機械工学の教授を経て、現職。著書に『人は死なない』(バジリコ)、『天皇』(扶桑社)など。
著:田口 ランディ
1959年、東京生まれ。作家。2000年に長編小説『コンセント』で衝撃的にデビュー。その後『アンテナ』『モザイク』「富士山」など精力的に執筆活動を展開。2001年に『できればムカつかずに生きたい』で第1回婦人公論文芸賞を受賞。人間の心の問題、原爆や原発、福祉から終末医療、犯罪などの社会的な事象を題材に幅広い作品を発表している。2010年には明治大学においてダイアローグ研究会を立ち上げ原発問題における対話の重要性を訴える。小説以外にも「いきる意味を教えてください」などの対談集、「ヒロシマ、ナガサキ、フクシマ原子力を受け入れた日本」などの評論集も。近著に「ゾーンにて」「サンカーラ」「坐禅ガール」「仏教のコスモロジーを探して」など多数。

ISBN:9784838726660
出版社:マガジンハウス
判型:4-6
ページ数:192ページ
定価:1300円(本体)
発行年月日:2014年05月
発売日:2014年05月08日
国際分類コード【Thema(シーマ)】 1:VXP