著者略歴

作：ひこ・田中
ひこ・田中　　ひこ・田中さんは、日本の児童文学の変革者と言っていいでしょう。1990年代初頭から連打された『お引越し』『カレンダー』『ごめん』の三部作（いずれも現在は福音館書店から刊行）は、新しい時代に生きる子どもたちの意識を生き生きと描いて衝撃的でした。現在も作家としてまた評論家として、さらには日本ペンクラブ「子どもの本」委員会の主要メンバーとして、子どもたちと「物語」の間に橋を架ける仕事を精力的に続けています。『大人のための児童文学講座』（徳間書店）、『ふしぎなふしぎな子どもの物語』（集英社新書）、『レッツとねこさん』（そうえん社）など。
画：中島　梨絵
中島梨絵　　中島梨絵さんは、福音館初登場です……が、彼女の絵は、みなさんどこかでごらんになっているはず。個展・グループ展の活動と合わせ、書籍の装画・雑誌の挿絵に幅広く活躍している気鋭の若手です。装画には『箱庭図書館』（乙一／集英社文庫）、『月と太陽』（瀬名秀明／講談社）、『ハルモニア』（鹿島田真希／新潮社）と人気作家がズラリ。挿絵掲載の雑誌も多数に及び、『PHP』、『小説すばる』、『小説推理』などでは現在も進行中。