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柳家喜多八膝栗毛

制作協力:柳家 喜多八
編:五十嵐 秋子

紙版

内容紹介

苦味走ったいい男の風情と低音の美声、渋みと可笑し味でうならせる喜多八落語のすべてを凝縮した1冊です。喜多八自らが、ネタの話や芸への思いをロングインタビューで語りおろし、これまであまり明かさなかったエピソードや秘蔵写真を披露。さらに、噺家仲間のみぞ知る寄席や楽屋、呑み屋での喜多八、各会席亭やファンが明かす、喜多八に関するあれやこれやの情報が満載。喜多八ファン、落語・寄席ファンはもとより、落語を詳しく知らない方でもわかりやすく楽しめる1冊です。

帯は柳家小三治の直筆「喜多八 お前 この本で 自転車買うのか?」

2016年5月、柳家喜多八急逝の報に接し、心よりお悔やみ申し上げます。

目次
発端(はじめに) 柳家喜多八

壱 芸・ネタ・落語・人生・・・喜多八が語る 馬場宿の談(聞き手・落語作家 本田久作)

弐 噺家のみぞ知る素顔の喜多八 御師さんめぐり

還暦を過ぎていまだにネタ増やす喜多八殿下は大したもんだ 入船亭扇遊
プロの矜持を見事に持っている人 瀧川鯉昇
イルカと喜多八、芸と兄さん 林家正蔵
偏屈なアニさんの、不思議な魅力 柳家はん治
師匠の会は、弟子ゆえに甘くない 柳家ろべえ
ドトールでいきなり噺の核心を教示 春風亭昇吉
『睨み返し』がご縁のはじまり 入船亭小辰
師匠の飽くなき向上心を見習います 入船亭ゆう京

仲入り 喜多八写真館

参 各会席亭・ファンが語る喜多八秘話 贔屓衆問答の編

お客様が選んだ「私が好きな喜多八師匠のネタ ベスト51」
喜多八が選ぶ「あたしが好きなあたしのネタ ベスト18」
柳家喜多八のおもなネタ一覧
喜多八一問一答! ほか

四 ≪銀座の噺小屋≫「喜多八膝栗毛」既開催公演一覧 喜多八膝栗毛道中記(初演~2013年秋之噂)

大詰(ひとまずこれにて) 五十嵐秋子

柳家喜多八より、お客様へ
柳家喜多八より、小三治師匠へ

目次

発端(はじめに) 柳家喜多八

壱 芸・ネタ・落語・人生・・・喜多八が語る 馬場宿の談(聞き手・落語作家 本田久作)

弐 噺家のみぞ知る素顔の喜多八 御師さんめぐり

還暦を過ぎていまだにネタ増やす喜多八殿下は大したもんだ 入船亭扇遊
プロの矜持を見事に持っている人 瀧川鯉昇
イルカと喜多八、芸と兄さん 林家正蔵
偏屈なアニさんの、不思議な魅力 柳家はん治
師匠の会は、弟子ゆえに甘くない 柳家ろべえ
ドトールでいきなり噺の核心を教示 春風亭昇吉
『睨み返し』がご縁のはじまり 入船亭小辰
師匠の飽くなき向上心を見習います 入船亭ゆう京

仲入り 喜多八写真館

参 各会席亭・ファンが語る喜多八秘話 贔屓衆問答の編

お客様が選んだ「私が好きな喜多八師匠のネタ ベスト51」
喜多八が選ぶ「あたしが好きなあたしのネタ ベスト18」
柳家喜多八のおもなネタ一覧
喜多八一問一答! ほか

四 ≪銀座の噺小屋≫「喜多八膝栗毛」既開催公演一覧 喜多八膝栗毛道中記(初演~2013年秋之噂)

大詰(ひとまずこれにて) 五十嵐秋子

柳家喜多八より、お客様へ
柳家喜多八より、小三治師匠へ

著者略歴

制作協力:柳家 喜多八
1949年東京生まれ。学習院大学卒。1977(昭和52)年02月柳家小三治に入門。1978(昭和53)年09月前座となる。前座名「小より」。1981(昭和56)年05月二ツ目昇進。「小八」と改名。1993(平成5)年09月真打昇進。「喜多八」と改名。苦み走ったいい男の風情と低音の美声。一見、力の抜けたような枕から始まり、噺に入った途端、登場人物が溌剌と動き出して噺の世界を展開するさまは見事。滑稽噺や自身で探した珍しいネタなどで、喜多八の落語らしい突き抜けた可笑し味が存分に発揮されている。2016年5月17日午後11時17分永眠、享年66歳。
編:五十嵐 秋子
明治大学文学部演劇学専攻卒。在学中に松竹パフォーマンスに入社、舞台演出室1期生となる。現場で裏方を学び、「屋島篝火歌舞伎」制作などを担当。株式会社東京音協に広報担当として転職後、興行にも携わり≪噺小屋≫をスタート。ほかに「扇辰・喬太郎の会」、音楽公演等も担当。2015年1月、東京音協で開催していた落語会など古典芸能公演を承継し、株式会社いがぐみ設立。《噺小屋》の公演を中心に、心に響く古典芸能とコンサートを主催。

ISBN:9784904402337
出版社:まむかいブックスギャラリー
判型:A5
ページ数:208ページ
定価:1600円(本体)
発行年月日:2014年01月
発売日:2013年12月27日
国際分類コード【Thema(シーマ)】 1:ATX