冬の番屋/長持の中
著:田亀 源五郎
紙版
内容紹介
ゲイ・コミックの巨匠にして、世界的なゲイ・エロティック・アーティストである田亀源五郎短篇集第四弾。珠玉の中編二作、『冬の番屋』と『長持の中』、短編一作『ACTINIA [man-cunt]』を収録。
北の果てにある鮭漁の番屋で、冬のあいだ、ひとりで小屋を守る老人のもとに送りこまれた男。てっきり女が来るものと思っていた老爺は、戸惑いながらもいつしか男の素直さと男の気持ちに応えはじめる。流氷におおわれた銀世界にもふきのとうの芽吹きがはじまり、閉ざされた二人だけの世界が終わりを告げるとき…。[冬の番屋]
国防省きってのエリートがクーデターを画策。秘密裏に身柄を拘束されたのち、彼を待ち受けていたのは調律師と造型師だった…。[ACTINIA [man cunt]]
封じられた箱の中、義父と息子の暗黒童話。完成度の高い、著者渾身の一作。[長持の中]
雑誌『バディ』連載三作をいずれも加筆修正して単行本化。
目次
◎冬の番屋
◎ACTINIA [man cunt]
◎長持の中
・初出一覧
・あとがき
・プロフィール
ISBN:9784780802009
。出版社:ポット出版
。判型:A5
。ページ数:272ページ
。価格:2400円(本体)
。発行年月日:2013年07月
。発売日:2013年07月25日。