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マルクスの三つの顔

著:四方田 犬彦

紙版

内容紹介

マルクス・アウレーリウス、カール・マルクス、マルクス兄弟。映画史家である著者の人生に多大な影響を与えた三人の「マルクス」の魅力を紹介!

目次

マルクス・アウレーリウス
祭壇の粒
……を与えられ
宇宙の秩序
戯作者の分身
回避・非遭遇
銅貨の磨滅

カール・マルクス
エピクロスの傾斜
罵倒の文法
ユダヤ人からの解放
お芝居の衣装
イデオロギーの倒立
ファンタスマゴリア
妖怪マルクス

マルクス兄弟
〈3〉とは何か
出自とペルソナ
移民の企み
神の糞
グラウチョの言語
増殖する分身

著者略歴

著:四方田 犬彦
1953年、兵庫県に生まれる。東京大学で宗教学を、同大学院で比較文学を学ぶ。建国大学校客員研究員としてソウルに赴いた後、コロンビア大学、ボローニャ大学、テルアヴィヴ大学、明治学院大学などで、映画史と日本文化の教鞭を執る。映画と文学を中心に、幅広い文化現象について批評の健筆を見せる。齋藤緑雨文学賞、サントリー学芸賞、伊藤整文学賞、講談社エッセイ賞、日本エッセイストクラブ賞、桑原武夫学芸賞などを受けた。著書『日本映画と戦後の神話』(岩波書店)、『映画と表象不可能性』(産業図書)、『大島渚と日本』(筑摩書房)、『白土三平論』(作品社)ほか多数。

ISBN:9784750513140
出版社:亜紀書房
判型:4-6
ページ数:320ページ
定価:2400円(本体)
発行年月日:2013年07月
発売日:2013年07月23日
国際分類コード【Thema(シーマ)】 1:DNB