目次

序章　日本の対外経済関係と通商貿易政策の基調
―欧米における保護主義の展開とそれへの対応―
　第１節　はじめに
　第２節　石油危機以後の世界と日本(1973～84年)
　第３節　円高の定着と日本の富裕化(1985～1990年)
　第４節　グローバリゼーションの進展と日本経済(1990～2000年)

第Ⅰ部　経済大国の責任と貿易政策
　第１章　対米欧貿易摩擦交渉
　　第１節　日米貿易摩擦の展開
　　第２節　日欧貿易摩擦交渉.

　第２章　輸入拡大と市場開放
　　第１節　輸入拡大政策
　　第２節　市場開放及び規制緩和政策

　第３章　輸出政策
　　第１節　輸出秩序維持政策
　　第２節　安全保障貿易管理の展開
　　第３節　貿易保険

第Ⅱ部　多国間通商調整と国際協力
　第１章　ウルグアイ・ラウンドの締結とWTO の発足(1982～1994年)
　　第１節　ウルグアイ・ラウンド交渉(総論)
　　第２節　ウルグアイ・ラウンド交渉における主要個別イシュー(各論)
　　第３節　日本が関連したGATT 紛争
　　第４節　ウルグアイ・ラウンド交渉期における新たな通商政策の胎動

　第２章　WTO 体制の発足と我が国通商戦略(1995～2001年)
　　第１節　WTO 体制の発展と挫折
　　第２節　我が国のWTO 紛争解決手続の利用状況

　第３章　日本の輸入救済法の発動
　―被発動国から発動国へ―
　　第１節　1980～90年代～被発動国としての日本～
　　第２節　21世紀の幕開けと輸入救済法
　　～転換点としての中国・農産物３品目セーフガード～665
　　第３節　2001年以降～発動国への歩み～

　第４章　地域主義と日本
　　第１節　欧米の地域主義
　　第２節　日本のAPEC 構想への取り組み
　　第３節　日本のFTA への道
　　まとめ

　第５章　経済協力政策
　　第１節　アジア工業化政策の開始
　　第２節　ASEAN のネットワーク化と円借款制度の模索