出版社を探す

志士の風雪

品川弥二郎の生涯

著:古川 薫

紙版

内容紹介

「トンヤレ節」――わが国における軍歌の第
一号である。この歌とともに、倒幕を掲げる
官軍は行進した。そして、この作詞者こそが、
本稿の主人公、品川弥次郎である。
萩藩の足軽の子として生まれ、十五歳で松
下村塾に入塾。吉田松陰に将来を嘱望された
少年は、高杉晋作、久坂玄瑞、桂小五郎らと
ともに、幕末、維新を駆け抜けた。
蛤門の変、戊辰戦争、西南戦争……。古川
薫氏の筆は、品川弥二郎という男が、まさに
重大局面に立ち会った歴史の証人であること
を浮き彫りにしていきます。その後、新政府
の人間として、ヨーロッパに留学、協同組合
運動に刺激を受け、日本に移植しようと尽力
した後半生。あえて苦難の道を、なぜ選択し
たのか。その衝動はどこからきたのか――。
長年にわたり、幕末、長州を追い続けてき
た筆者ならではの、画期的な評伝小説です!

ISBN:9784163817507
出版社:文藝春秋
判型:B6
ページ数:240ページ
定価:1400円(本体)
発行年月日:2012年10月
発売日:2012年10月27日
国際分類コード【Thema(シーマ)】 1:FB
国際分類コード【Thema(シーマ)】 2:1FPJ