出版社を探す

持続可能な社会のための環境教育シリーズ 4

ESD入門

持続可能な開発のための教育

監・編著:阿部 治
監:朝岡 幸彦

紙版

内容紹介

持続可能な開発のための教育(ESD)を『「持続可能な開発のための教育の10年(DESD)」の国際的展開』、『各国におけるESDの取組と展開』、『ESDの新たな展開に向けて』のテーマで論じた。

目次

はじめに
序 章 持続可能な開発のための教育(ESD)とは何か
1 はじめに
2 なぜESDに取り組んだのか
3 ESDとは
4 なぜESDが求められているのか
5 地域づくりに生かされるESD
6 地域で求められているESD
7 おわりに
第1部 「持続可能な開発のための教育の10年(DESD)」の国際的展開
第1章 DESDの始まりとDESD国際実施計画の策定
1 はじめに
2 環境教育の国際的展開の背景
3 DESDの開始と、国際実施計画(DESD-IIS)の策定プロセス
4 国際実施計画(DESD-IIS)の概要
5 これからの環境教育─ESDの文脈の反映
6 おわりに
第2章 DESDの国際的な評価に関する取組
1 はじめに
2 アジア太平洋地域国別DESD指標開発ガイドライン・開発プロジェクトの概要
3 おわりに
第3章 DESDの中間関連会合とDESD中間レヴュー報告書
1 はじめに
2 アーメダバード国際会議
3 DESD中間会合(ボン会合)の開催
4 ボン宣言の概要
5 DESD中間レヴュー報告書の概要
6 日本におけるDESD中間レヴューの意味合い
7 おわりに
第2部 各国におけるESDの取組と展開
第4章 ドイツにおけるESDの取組
1 はじめに
2 教育政策の動向とESD政策
3 学校ESD推進の枠組み「トランスファー21」プログラム
4 学校ESD実践の事例
5 ESD推進の支援体制
6 おわりに
第5章 スウェーデンにおけるESDの取組と展開
1 はじめに
2 スウェーデンの環境教育とESDの歴史
3 教育機関における実践事例
4 ESD研究と国際協力
5 おわりに
第6章 中国におけるESDの取組と展開
1 はじめに
2 基礎教育課程におけるESD
3 ユネスコESDプロジェクト
4 中国におけるESDの特徴
5 おわりに
第7章 インドにおけるESDの取組と展開
1 はじめに
2 インドにおける環境問題の特質
3 インドにおけるESDの原点としての農村開発
4 インドの環境保全への政策的取組
5 インドの環境教育の現状
6 おわりに
第8章 ニュージーランドにおけるESDの取組と展開
1 はじめに
2 ニュージーランドにおける「持続可能性」に関する議論
3 学校教育における環境教育とESD─国内実施戦略と関連施策
4 学校における「環境教育(EE)」と「持続可能性のための教育(EfS)」
5 学校教育における環境教育とEfS─環境教育実践校の組織的支援にむけた主要なネットワーク
6 おわりに
第3部 ESDの新たな展開に向けて
第9章 開発と教育の歴史的変遷とESD
1 はじめに
2 Development/開発/発展とはなにか
3 開発アプローチの変遷と教育
4 おわりに
第10章 内発的外向型発展論とESDの内発性・外発性
1 はじめに
2 「内発的発展論」とは
3 内発的発展論と地域概念
4 内発型発展と外向型発展、内発的外向型発展
5 内発的外向型発展論とESDの内発性・外発性
6 おわりに 発展論としてのESDとこれからの国際開発目標
第11章 ESDの国際的取組の展望
1 はじめに
2 「持続可能な開発のための教育の10年(DESD)」の国際的展開
3 地域(region)における取組
4 各国における取組と展開
5 日本における取組
6 ESDの新たな展開にむけて
7 おわりに
終 章 3.11以降の持続可能な開発のための教育(ESD)の課題
1 太郎君の「悩み」とゆうだい君の「反論」
2 ポスト・グローバリゼーションとしてのESD
3 ポスト・フクシマが求めるESD
4 「沈黙の責任」もしくは「正しい少数派の責任」について

著者略歴

監・編著:阿部 治
立教大学社会学部・大学院異文化コミュニケーション研究科教授、日本環境教育学会会長。現在、持続可能な開発のための教育(ESD)の国連の10年を通じたアクションリサーチに従事。
監:朝岡 幸彦
東京農工大学大学院教授。博士(教育学)。食育・食農教育論、社会教育学。
編著者/はじめに・第1章・第2章・第3章・第8章・第10章・第11章

ISBN:9784811904115
出版社:筑波書房
判型:A5
ページ数:255ページ
定価:2800円(本体)
発行年月日:2012年08月
発売日:2012年08月17日
国際分類コード【Thema(シーマ)】 1:JNB