よるの美容院
著:市川 朔久子
紙版
内容紹介
12歳のまゆ子は、両親と離れて遠縁の「ナオコ先生」のもとで暮らしている。ナオコ先生の営む「ひるま美容院」は、古くからのお客さん達によって支えられている昔ながらの小さなお店だ。まゆ子は、つらい記憶のせいで声が出ない。月曜日の夜、閉店後の美容院で、ナオコ先生は、まゆ子のためだけに丁寧にまゆ子の髪を洗って整える。心を閉ざしていたまゆ子の声が、だれかに届く日はくるのだろうか。
12歳のまゆ子は、両親と離れて遠縁の「ナオコ先生」のもとで暮らしている。ナオコ先生の営む「ひるま美容院」は、古くからのお客さん達によって支えられている昔ながらの小さなお店だ。
まゆ子は、つらい記憶のせいで声が出ない。月曜日の夜、閉店後の美容院で、ナオコ先生は、まゆ子のためだけに丁寧にまゆ子の髪を洗って整える。
心を閉ざしていたまゆ子の声が、だれかに届く日はくるのだろうか。
目次
第一章 ひるま美容院
第二章 まゆ子
第三章 ペンとメモ帳
第四章 サワちゃん
第五章 よるの美容院
第六章 見知らぬ少年
第七章 颯太
第八章 冬の日々
第九章 小さな星空
第十章 秘密
第十一章 タケルからの手紙
第十二章 春
終 章 まゆ子からの手紙