田中茂範先生のなるほど講義録 4
パワー基本語トレーニング1000
「わかった!」を「使える!」に
著:田中 茂範
内容紹介
●「わかる」と「使える」のギャップを埋める!
本書は『英語のパワー基本語<基本動詞編>』、『英語のパワー基本語<前置詞・句動詞編>』のトレーニング編。takeやinを辞書で引くと、たくさんの語義がズラズラと並んでいますが、「いろいろな意味に使われる」のではなく、根っこはひとつ。その「コアイメージ」をつかむことが前著のねらいでした。なるほどわかったと納得したら、次は実践。本書は1000以上のエクササイズを用意し、基本語を自由自在に使いこなせるようにトレーニングするものです。ある程度の基礎力があれば、前著を読んでいなくてもスムーズに活用できるように、コアイメージのポイントを一覧表で最初にまとめています。
●トレーニングには目的意識が大切
1000のエクササイズといっても、ひたすら数をこなすことが目的ではありません。そこにはどうすればどうなるのかという理論、動機付けが必要です。本書は以下の5つの目的のもとにエクササイズを作成し、こなすことによって「使える英語力」が効率よく身につくように構成しています。
1.「気づき」
複数の例文から、単語の共通のコアが何かに気づく。
2.「関連化」
2つまたは3つのシチュエーションで共通に使われる単語を考えることで、基本語の点と点をつなぐ。
3.「理解」
英単語と日本語の意味の1対1ではなく、英文の中で英語的に理解する感覚を養う。
4.「産出」
それまでのトレーニングで出てきた英文を参考に、今度は自分で英文を作ってみる。
5.「自動化」
時間をかけて英文をつくるのではなく、自然に英語が口をついて出てくるのが自動化。時間制限をつけた「3秒返しエクササイズ」で練習する。
●トレーニングメニューは多彩
ゲーム感覚でチャレンジする「点つなぎ」や「似たもの動詞の使い分け」、視覚効果を利用する「イラスト・トレーニング」なども取り入れた練習素材には、スティーブ・ジョブズやオバマ大統領のスピーチ、ヘミングウェイの小説『武器よさらば』、映画『ローマの休日』『カサブランカ』のワンシーン、新聞記事のヘッドラインも登場します。
目次
[Part 1] コアイメージをつかもう
コアイメージの把握に徹底的にこだわったトレーニング
Unit 1 基本動詞
Unit 2 空間詞(前置詞と副詞)
Unit 3 句動詞
[Part 2] 基本動詞トレーニング
49個の基本動詞のコアイメージを理解し、使い方を身につける徹底トレーニング
[Part 3] 空間詞トレーニング
26個の空間詞のコアイメージを理解し、使い方を身につける徹底トレーニング
[Part 4] 句動詞トレーニング
・基本動詞と空間詞マトリックス
・10個の基本動詞を中心に、空間詞が変わることによってどのように意味が変容していくかを把握するトレーニング
・句動詞によく使われる8個の空間詞を中心にして、空間詞が基本動詞との組み合わせで、基本動詞のどのような意味を引き出して新しい意味を付け加えていくのかを体感するトレーニング
[Part 5] リアルライフ・トレーニング
実際に身の回りで使われている素材を用いて、基本語の使い方を学び身につける実践練習
Unit 1 基礎編
道案内、ことわざ、イディオム、マザーグース、小説 他
Unit 2 実践編
さまざまな有名なスピーチ、小説、『ローマの休日』、『カサブランカ』などのシナリオ、新聞のヘッドライン 他
付属物
CD-ROM
ISBN:9784864540100
。出版社:コスモピア
。判型:B6
。ページ数:203ページ
。定価:1600円(本体)
。発行年月日:2011年12月
。発売日:2011年12月22日。