今日、私は出発する
ハンセン病と結び合う旅・異郷の生
著:姜 信子
紙版
内容紹介
「異郷」に追いやられた人たち、ハンセン病療養所で出会った人たちと歌や詩、対話でつながり、生きてきたことの意味を闘いつづけるなかで紡いできた言葉。巻末に、生と死をめぐる高史明との対談を付す。
目次
旅路 気がつけば、ハンセン病の記憶をたどっていた
手紙 旅の空から投げかけた三つの問い
志村さんへの手紙1
志村さんへの手紙2
志村さんへの手紙3
対話 四つの出会い、四つの祈り
鹿児島 星塚敬愛園
熊本 菊池恵楓園
群馬 栗生楽泉園
岡山 長島愛生園
独語 立ち止まり、あらためて思い起こす、語りなおす
邂逅 声を交わす、言葉を越える 対談 高史明×姜信子