アジアの文化は越境する
映画・文学・美術
編著:四方田 犬彦
紙版
内容紹介
「お化け」はアジア独自の財産?ヨーロッパに比べて、文化的、社会的、地理的に複雑な「アジア」を日本・韓国・香港・タイの芸術家と研究者らが論じ合った。本書は、ヨーロッパの枠組みでは表現できない怪奇映画、現代文学、現代美術が元来持っている独自性と、グローバル化による相互の情報交流から生まれる類似性などについて語り合う中から、アジアは常に千のアジアとして多様な形態で存在することを具体的に示した。
目次
Ⅰ 東アジアに怪奇映画は咲き誇る
Ⅱ 越境するアジアの現代文化
・ポップカルチャーにおける「アジア・ブーム」の幻想
・フィクションとしてのリアリティ
・大衆文化交流を通じたアジア文化 共同体形成の可能性
・変貌する同時代のアジア美術のなかで
Ⅲ アジアという本質はどこにあるのか
ISBN:9784863290655
。出版社:弦書房
。判型:4-6
。ページ数:168ページ
。定価:1700円(本体)
。発行年月日:2011年10月
。発売日:2011年10月16日
。国際分類コード【Thema(シーマ)】 1:JB。