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田中茂範先生のなるほど講義録 3

英語のパワー基本語〈前置詞・句動詞編〉

ネイティブ感覚の英語力アップ

著:田中 茂範

紙版

内容紹介

●やっかいな前置詞とややこしい句動詞
使える英語の基盤となるものを、授業形式の話し言葉でわかりやすく解説する「田中茂範先生のなるほど講義録」シリーズ第3弾は、「前置詞」と「句動詞」。日本人に英語学習で何が難しいかと聞くと、トップ3に入ってくるのが前置詞。一方の句動詞は「動詞+副詞」の形である意味を表すものですが、「句動詞ほど英語的な発想のものはない」といわれるように、どれも同じように見えて、put offというよりpostpone 、put outというよりextinguishといってもらった方が余程わかりやすいのにと嘆きたくなります。

●26個の前置詞を空間詞としてとらえる
onといえば「上に」と思っていると、on the wallやon timeは例外なのかとなりますが、onはズバリ「接触関係」ととらえると、いろいろな使われ方にも納得が行きます。田中先生は前置詞のコアイメージをイラストで示し、たくさんの例文を挙げて説明します。

●10の動詞から生まれる80の句動詞を攻略
先生は句動詞を「基本動詞」+「空間詞」と定義し、それぞれのコアイメージを合体させるアプローチで本質を浮かび上がらせます。簡単な動詞にinやout、onやoffが付いて、いろいろな意味を表す句動詞をネイティブは多用します。モヤモヤとしていた句動詞も、先生の講義と豊富な用例でクッキリと本質が見えてきます。

●約7時間におよぶ講義と例文のネイティブ音声を、MP3形式で付属のCD-ROMに収録しています。

目次

[第1部]前置詞編
in 空間内に
on 接触関係
at 場所
by 近接して
to 何かに向き合って
with 何かとともに
for 何かに向かって
of 出所と帰属を同時に表す
under 何かの下に
over 何かの上に弧を描く
through 何かを通り抜けて
across 平面を横切って
along 何かに沿って
around 何かの周囲に
about 何かの周辺に、あたりに
between ふたつのものの間に
above ある基準よりも高い位置に
beyond ある基準点を超えて向こう側に
below ある基準よりも低く位置する
against 何かに対向して
up ある基準から上のほうに移動する
down ある基準から下のほうに移動する
out 空間の外に
off 接触した状態から離れて
away ある点から離れて
back ある基準から後ろに

[第2部]句動詞編
holdと8つの空間詞
keepと8つの空間詞
takeと9つの空間詞
giveと7つの空間詞
carryと8つの空間詞
bringと8つの空間詞
putと12の空間詞
breakと6つの空間詞
pushと7つの空間詞
runと7つの空間詞

著者略歴

著:田中 茂範
慶應義塾大学環境情報学部教授。コロンビア大学大学院博士課程修了。NHK教育テレビ「新感覚☆キーワードで英会話」(2006年)、「新感覚☆わかる使える英文法」(2007年)の講師を務める。また、ベネッセの小学生向け英語学習教材のBE-GO の監修、『Eゲイト英和辞典』(ベネッセ)代表編者。JICAで海外派遣される専門家に対しての英語研修も長年担当。

付属物

CD-ROM

ISBN:9784864540087
出版社:コスモピア
判型:B6
ページ数:264ページ
定価:1700円(本体)
発行年月日:2011年10月
発売日:2011年10月21日