東京の銅像を歩く
ポケットヴィジュアル判
監:木下 直之
目次
これ1冊で、日本と世界の英傑に会える
東京の銅像めぐりパーフェクト・ガイド!
西郷隆盛、楠木正成から
寅(フーテンの)さん、アンパンマンまで!
これ1冊で、日本と世界の英傑に会える
東京の銅像めぐりパーフェクト・ガイド!
■林立する銅像の裏に波乱の歴史が
銅像―ある人物を顕彰するために本人に似せてつくられた銅製の彫像が
この国に広まったのは、明治の文明開化以来のこと。偉人たちの像が数
多く建つ欧米の都市に感銘を受け、それに倣ったのである。政治家、軍人、
実業家から、学者、芸術家、芸人まで、大正期には年間二〇~三〇体の
像がつくられ、とりわけ首都東京には全国の四分の一が設置されたという。
ひとたび建てられれば風雪に耐え、頑丈な銅像ではあるが、その運命は
決して安泰ではなかった。物資が不足した先の大戦では金属類として多
くが国へ供出されたし、また政治体制や国民意識の変化によって撤去、破壊
された例も夥しい。本書は都内に現存する主な銅像を網羅したポケット
ガイドである。国内外の英傑からマンガの主人公、動物、異星人までその
数百体余り、彼らと対面し、その過去と未来に思いを馳せるのも一興だろう。
はじめに…木下直之
序章 日本の銅像の基礎知識
第一章 皇居周辺の銅像
楠木正成、和気清麻呂、大村益次郎、尾崎行雄、吉田茂、太田道灌、渋沢栄一、二宮金次郎、ホセ・リサールetc. 「靖国神社の銅像」「平和の群像由来」「伊藤博文像と陸奥宗光像」
第二章 上野公園・浅草の銅像
西郷隆盛、瀧廉太郎、野口英世、ジェンナー、市川団十郎、葛飾北斎、瓜生岩etc.「国立西洋美術館前の銅像」「東京芸術大学内の銅像」「浅草六区の六芸神」
第三章 文京方面の銅像
春日局、加納治五郎、孔子、西周、鳩山一郎、アンパンマンetc.「東大キャンパス内の銅像」
第四章 墨田・江東・葛飾方面の銅像
徳川家康、勝海舟、榎本武揚、伊能忠敬、松尾芭蕉、モーツァルト、車寅次郎、両津勘吉etc.
第五章 中央・港・品川方面の銅像
坂本龍馬、高橋是清、乃木希典、後藤新平、大石内蔵助、モース、ペリー、シーボルト、ヘボン、福沢諭吉、弁慶、親鸞、樺太犬(タロ&ジロ)etc.
第六章 大田・渋谷・世田谷方面の銅像
吉田松陰、日蓮、力道山、塙保己一、徳富蘇峰、プロメテウス、ハイセイコー、忠犬ハチ、ウルトラマンetc.
第七章 新宿・中野方面の銅像
大隈重信、聖徳太子、小泉八雲、夏目漱石、ガンジー、宮城道雄etc.
第8章 八王子・多摩方面の銅像
菅原道真、三蔵法師、近藤勇、新田義貞、板垣退助etc.