江戸に学ぶエコ生活術
著:アズビー・ブラウン
訳:幾島 幸子
紙版
内容紹介
日本建築やデザインの美しさに魅了されたアメリカ人研究者が、新たに着目したのがサステナブルな社会を実現した江戸の暮らしです。
自給自足で生きる農民、究極のリサイクル社会を実現した町人、簡素な美を重んじた武士。彼らは私たちと同じように、エネルギーや資源などの問題を抱えていたはずなのに、その多くを克服し、活気ある社会を築き上げました。その原動力は何だったのでしょうか。
「足ることを知る」の精神こそがその答えだと考えた著者は、その豊かな心を世界に伝えたいと、本書のもととなる英語版を執筆しました。
本書がこれまでの「江戸環境本」と決定的に異なるのは、現代人の目で見たストーリー仕立てになっていること。当時の人々の暮らしを支えていた技術やデザインに光をあて、人々がいかに自然と共生し、地球にやさしい生活を送っていたかを生き生きと描き出します。著者自筆の豊富なイラストも必見!