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江戸に学ぶエコ生活術

著:アズビー・ブラウン
訳:幾島 幸子

紙版

内容紹介

日本建築やデザインの美しさに魅了されたアメリカ人研究者が、新たに着目したのがサステナブルな社会を実現した江戸の暮らしです。

自給自足で生きる農民、究極のリサイクル社会を実現した町人、簡素な美を重んじた武士。彼らは私たちと同じように、エネルギーや資源などの問題を抱えていたはずなのに、その多くを克服し、活気ある社会を築き上げました。その原動力は何だったのでしょうか。

「足ることを知る」の精神こそがその答えだと考えた著者は、その豊かな心を世界に伝えたいと、本書のもととなる英語版を執筆しました。

本書がこれまでの「江戸環境本」と決定的に異なるのは、現代人の目で見たストーリー仕立てになっていること。当時の人々の暮らしを支えていた技術やデザインに光をあて、人々がいかに自然と共生し、地球にやさしい生活を送っていたかを生き生きと描き出します。著者自筆の豊富なイラストも必見!

著者略歴

著:アズビー・ブラウン
1956年生まれ。金沢工業大学未来デザイン研究所所長。イエール大学で日本建築を学んだ後に来日し、1985年より日本在住。法隆寺の棟梁を務めた西岡常一に密着し、その卓越した仕事ぶりを記録した『The Genius of Japanese Carpentry』(講談社インターナショナル)を刊行。小さなスペースを賢く使う日本の住宅を紹介した著書に、『Small Spaces』、『The Japanese Dream House』、『The Very Small Home』(すべて同)。日本人の妻と息子と横浜で暮らす。
訳:幾島 幸子
1951年東京生まれ。早稲田大学政経学部卒。翻訳家。ノンフィクションから児童書まで幅広く手がける。訳書に『ハーバードからの贈り物』(武田ランダムハウスジャパン)、『ガイアの素顔』(工作舎)、『マルチチュード』(NHK出版)、『思考する言語』(共訳、同)、『なぜ女は昇進を拒むのか』(共訳、早川書房)など多数。

ISBN:9784484111018
出版社:CCCメディアハウス
判型:A5変
ページ数:224ページ
定価:2000円(本体)
発行年月日:2011年02月
国際分類コード【Thema(シーマ)】 1:JBCC
国際分類コード【Thema(シーマ)】 2:NH