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歴史文化ライブラリー 311

話し言葉の日本史

著:野村 剛史

紙版

内容紹介

昔の日本人はどんな言葉で話していたのか。もともと生きた話し言葉の記録は少ないが、『万葉集』の漢字の使い分けや『源氏物語』の文章、中世の仮名文書やキリシタン資料などから、話し言葉を再現しようと、日本語学者は努力を積み重ねてきた。古代から近代まで、時代の中で言葉が変化してゆく様子を解明し、形に残ることのない「話し言葉」の歴史を考える。

目次

言語学的な準備―プロローグ/古代の日本語(上代の話し言葉をさぐる/音韻の変化)/古代・中世の文法(中古・中世の話し言葉をさぐる/係り結びを考える/移り変わる文法)/中世話し言葉の世界(鎌倉時代の仮名書き漢語/漢語を使う人々)/文字となった話し言葉(中央語と方言/近世スタンダードの誕生)/スタンダードが東京語を作った―エピローグ/補説 音声と音韻―言語学初心者のために

ISBN:9784642057110
出版社:吉川弘文館
判型:4-6
ページ数:240ページ
定価:1700円(本体)
発行年月日:2011年01月
発売日:2010年12月20日
国際分類コード【Thema(シーマ)】 1:CJBR
国際分類コード【Thema(シーマ)】 2:2GJ