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早稲田社会学ブックレット 社会学のポテンシャル

非日常性の社会学 6

著:山田 真茂留

紙版

内容紹介

日常性を維持・刷新する要となる非日常性は、どのような形で存立し、
個人と社会にとっていかなる意味を持っているのか、また近代化によってどのように変容し、
現在どういった状態にあるのか。さまざまな社会学的理論を用いて考察する。

目次

第1章 聖俗理論の系譜
 1 聖俗理論
 2 カオス・コスモス・ノモス図式
 3 聖・俗・遊・乱モデル

第2章 多元的現実をめぐって
 1 宗教社会学の現在
 2 フロー研究の展開
 3 シュッツの多元的現実論

第3章 非日常性研究の地平
 1 広義の多元的現実論へ
 2 伏在する諸問題
 3 非日常性視角の意義

第4章 世俗化の意味
 1 宗教変容の諸相
 2 聖俗分節の変貌
 3 宗教の衰退

第5章 超越性の存続
 1 宗教の存続
 2 世俗化の実相

第6章 日常性の中の非日常性
 1 非日常性の意味
 2 自明領域の共有の大切さと難しさ
 3 活動の世界の捉え方
 4 日常性取り囲まれた非日常性
 5 日常性の相対性と特別性
 6 非日常性の存立構造

第7章 日常化した非日常性
 1 非日常性の日常化・多元化・私事化
 2 非日常性嗜癖と日常性圧力

著者略歴

著:山田 真茂留
(やまだ まもる)早稲田大学文学学術院・文化構想学部教授。

ISBN:9784762018060
出版社:学文社 (GAKUBUNSHA)
判型:4-6
ページ数:136ページ
定価:1300円(本体)
発行年月日:2010年09月
発売日:2010年09月30日
国際分類コード【Thema(シーマ)】 1:JHB