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講談社現代新書

〈わかりやすさ〉の勉強法

著:池上 彰

紙版

内容紹介

<出版社からの内容紹介>
池上彰氏は、テレビの現場で「わかりやすく伝える技術」を試行錯誤しながら身につけ、磨いてきました。本書のタイトルの「勉強法」は、「机に向かっての勉強」ではなく、「毎日の仕事や生活の中でできる勉強」という意味です。インプットからアウトプットまで、シンプルで、誰でも応用できることばかりです。それらのノウハウを惜しみなく、具体的にやさしく語ります。

<著者からのメッセージ(本書「はじめに」より)>
「わかりやすく伝えたい」と思っている人は多くても、そのためのコツは、なかなか身につくものではありません。そこで、そのための勉強法を紹介し、読者のお役にたてればと考えました。
私自身が、自覚しないまま日頃から実践してきたことを、「自分はどうやっているんだっけ」と自問自答しながらまとめてみました。
 ここで出てくる記者の仕事やキャスターの仕事、芸人さん相手の仕事など、読者にはあまり縁のない世界に思えるかもしれません。しかし、実は、学生にとってもビジネスパーソンにとっても、参考になる点が多々あるはずだと思っています。

目次

【目次】
第1章  テレビでプレゼンのヒントを学ぶ
綴じなければ、話の全体像が見える/キーワードを有効に活用しよう/焦点の当て方が内容を左右する…
第2章  話のキモ(中心テーマ)を見つけよう
フロー情報とストック情報を使い分けよう/話のキモとは「そもそもなぜ~なのか?」という疑問/キモの部分をプレゼンの頭に持ってくる…
第3章  プレゼン力を伸ばす
話がうまいスタッフは「絵が描ける」話をする/絵を描ける説明とは/具体的な言葉で「話のフック」をつくる…
第4章  新聞の読み方、ネットの使い方
どうして私は紙の新聞にこだわるのか/データとして手元にストックできる/ひいきのブロガーを見つけよう…
第5章  クリアファイルで情報整理
持ち歩けるフロー情報ファイル/自己流の編集力を/クリアファイルは“編集機”だ…
第6章  本の読み方
本は最強のストック情報/アマゾンの読者レビューの使い方/A4の裏紙を四つ折りにして本のメモに…
第7章  ノートのとり方、メモのとり方
手帳はスケジュール専用/取材ノートは左右ページを使い分け/ビジネスへも応用可能/レポート用紙で再整理も…
第8章  わかりやすい文章を書くために
企業小説にはなぜ素人が登場するのか/すぐれたブロガーの文章も参考になる/「耳で聞いてわかる」表現を…
第9章  聞き上手は伝え上手になれる
相手が話しやすくなるリアクションを/準備してきたメモは忘れよう/「いい質問ですねぇ」は「いい反応」を引き出す…
第10章  時間を有効に使ってみよう
「集中力できた」経験を忘れずに/細切れ時間の活用法/新幹線の往復時間…

著者略歴

著:池上 彰
1950年長野県松本市生まれ。慶應義塾大学卒業後、NHK入局。2005年まで32年間、報道記者として、さまざまな事件、災害、消費者問題、教育問題などを担当する。1994年から11年間は、「週刊こどもニュース」のお父さん役を務めた。現在は、ジャーナリストとして多方面で活躍。著書に『相手に「伝わる」話し方』『わかりやすく<伝える>技術』(ともに講談社現代新書)、『伝える力』(PHPビジネス新書)、『知らないと恥をかく世界の大問題』(角川SSC新書)、『そうだったのか! 現代史』(集英社文庫)などがある。

ISBN:9784062880541
出版社:講談社
判型:新書
ページ数:219ページ
定価:720円(本体)
発行年月日:2010年06月
国際分類コード【Thema(シーマ)】 1:JN