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転換期における福祉国家

著：岡田　忠克

紙版

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内容紹介

　1980年代以降、サッチャリズムと呼ばれる政治姿勢を全面に打ち出した保守党政権から90年代のブレア労働党政権までの政治理念と展開が、どのように福祉政策に影響を与えているかを論究し、福祉国家の将来と社会福祉運営の課題を明らかにする。

　研究の背景と概要
第Ⅰ部　転換期における福祉国家と政治理念
　第１章　転換期の福祉国家と社会福祉運営をめぐる動向
　第２章　福祉国家の変容と行政改革　
　第３章　福祉国家と「第三の道 (The Third Way)」
第Ⅱ部　英国対人福祉サービスをめぐる政策展開
　第４章　英国におけるコミュニティケア政策の展開
　第５章　英国における自治体福祉行政の役割転換
　第６章　対人福祉サービスと準市場概念 (Quasi-Markets)
　第７章　シチズン・チャーターとコミュニティケア政策
　第８章　メジャー政権以降のコミュニティケア政策と近代化
　第９章　対人福祉サービスにおける行政評価制度の導入
　第10章　研究の総括とわが国への示唆
　あとがき
　索引