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ブロードバンド市場の経済分析

著:田中辰雄
著:矢﨑敬人
著:村上礼子

紙版

内容紹介

 日本のブロードバンドが何故成功裏に普及したかを、計量分析により実証的に解明し、さらにその成功を継続させるための政策(競争政策)を検討したものです。
 通信産業での競争政策について、旧来の電話産業については、多くの理論的・実証的研究が積み重ねられていますが、ブロードバンドについては、近年研究が始まったばかりであり、議論をよんでいるホットイシューです。
 本書はそれについてのひとつの回答であり、今後の光ファイバーの普及に向けた課題についても検討しています。

目次

序 本書の目的と構成

第1章 ブロードバンド市場の概観
第2章  ADSLの普及要因
第3章 ネットワーク効果とスイッチングコストの理論
第4章 ネットワーク外部性とスイッチングコスト——IP電話でひとり勝ちが起こりうるか
第5章 回線種別変更のスイッチングコスト
第6章 ADSL、CATV、FTTHのモード間競争
第7章 光ファイバー普及に向けての課題

[資料]アンケート実施要項
参考文献
索引

ISBN:9784766414837
出版社:慶應義塾大学出版会
ページ数:220ページ
定価:3800円(本体)
発行年月日:2008年04月
発売日:2008年04月02日
国際分類コード【Thema(シーマ)】 1:KNT
国際分類コード【Thema(シーマ)】 2:LBDT