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ルトゥカのノート

ナチスの犠牲になった14歳の少女の手記

著:ルトゥカ・ラスケル
訳:尾原 美保

紙版

内容紹介

ポーランド版『アンネの日記』と呼ばれるこの作品は、ホロコーストの貴重な史料であるとともに、異常な環境下に青春時代を過ごした少女の日常の記録でもある。1943年、ユダヤ人少女ルトゥカは、その目で見たナチスの残虐行為や、様々な出来事をノートに記した。託された友人が個人的に保管していたが、昨年公開され世界中で話題になっている。▼「こんなひどい状況であっても、私は生きたい。明日を待っているのです」▼「神様に祈りましょう。もし本当に神がいるならば、だけど。少しだけは信じていたけれど、もうその気持ちはなくなってしまいました」▼死の恐怖や魂の叫びとも言える言葉もあれば、友人とのケンカや恋心、性の目覚めなど、14歳の少女らしい日常や正直な心情も綴られている。冒頭にはノートの実物や家族の写真と、ルトゥカの異母妹・ザハバ氏による、ノートが公開に至るまでのエピソードを書いたエッセイを収録。

目次

●姉ルトゥカと、父ヤーコフについて ――ザハバ・(ラスケル)シェアツ―― ●ルトゥカのノート 本編 ●切り離されたページの記録

ISBN:9784569697352
出版社:PHP研究所
判型:B6変
ページ数:104ページ
定価:1200円(本体)
発行年月日:2008年03月
発売日:2008年03月17日
国際分類コード【Thema(シーマ)】 1:DNB