永原慶二著作選集 10
歴史教育と歴史観
著:永原 慶二
紙版
内容紹介
教科書検定訴訟支援において、先頭に立って奮闘した著者は、歴史学の社会的責任を果たすべく、広く歴史教育・歴史認識をめぐる発言を繰返してきた。『歴史学叙説』に続く、一九八〇年代以降の『天皇制・新国家主義と歴史教育』『〈自由主義史観〉批判』『歴史教科書をどうつくるか』を収録。巻末には、学界の財産となるべく詳細な著作目録を収載した。(解説=青木美智男)
目次
◆天皇制・新国家主義と歴史教育=天皇制・新国家主義と歴史教育/歴史学と歴史教育をめぐって/歴史教科書検定問題をめぐって ◆歴史教科書をどうつくるか=歴史観・教科書叙述・検定/新しい歴史教科書をめざして ◆「自由主義史観」批判―自国史認識について考える―=自国史認識の重さ/「自由主義史観」登場の背景/「自由主義史観」の自国史像/自国史認識に求められるもの