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日本傑作絵本シリーズ

木の実のけんか

文:岩城 範枝
絵:片山 健

紙版

内容紹介

隣の山に、どこより早く見事に桜が咲いているのを見つけたタチバナは、一族を引き連れ花見の宴を始めます。それを見た山の住人、栗は面白くありません。文句を言いに押しかける栗とタチバナ一族の駆け引きが笑いを誘います。しかし多勢に無勢、栗はやり込められ逃げ帰ります。が、今度は栗が山の木の実仲間をひきつれ乗り込み、桜の下での合戦の大団円。さて、その勝敗やいかに? 果物を主人公とする珍しいこの物語は、狂言「木の実争い」を下敷きにして、華やかでチャーミングな絵を得て、見事な絵本になりました。

著者略歴

文:岩城 範枝
岩城範枝 岩城範枝(いわき のりえ)1945年、東京に生まれる。早稲田大学教育学部国語国文科卒。もとコピーライター、放送作家。両親は神田の生まれという三代目の江戸っ子。子どものころから両親・祖母に連れられて、映画や歌舞伎、能、狂言などに親しむ。。雑誌「母の友」や「おおきなポケット」で童話を発表しているが、絵本の作品は、同じく狂言を元にした『鬼の首引き』(井上洋介絵)に続き、これが二作目。東京都在住。
絵:片山 健
片山健 片山 健(かたやま けん)1940年、東京に生まれる。武蔵野美術学校商業デザイン課卒。絵本に『どんどんどんどん』(文研出版刊)、『やまのかいしゃ』(スズキコージ文、架空社刊)、『おやすみなさいコッコさん』『だーれもいない だーれもいない』『おなかのすくさんぽ』『タンゲくん』『たのしい ふゆごもり』(片山令子文)『むぎばたけ』(アトリー文/矢川澄子)『ぼくからみると』(高木仁三郎文)『どんぐりかいぎ』(こうやすすむ文、以上福音館書店刊)など多数。画集に『美しい日々』(幻燈社刊)、『いる子ども』(パルコ出版刊)、『夜の水 朝の水』(架空社刊)などがある。東京都在住。

ISBN:9784834023299
出版社:福音館書店
判型:A4変
ページ数:36ページ
定価:1300円(本体)
発行年月日:2008年03月
発売日:2008年03月12日
国際分類コード【Thema(シーマ)】 1:YBC
国際分類コード【Thema(シーマ)】 2:YNA
国際分類コード【Thema(シーマ)】 3:XA