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河出文庫

神の裁きと訣別するため

著:アントナン・アルトー
訳:宇野 邦一
訳:鈴木 創士

紙版

内容紹介

「器官なき身体」をうたうアルトー最後の、そして究極の叫びである表題作、自身の試練のすべてを賭けて「ゴッホは狂人ではなかった」と論じる三十五年目の新訳による「ヴァン・ゴッホ」。激烈な思考を凝縮した二篇。

著者略歴

著:アントナン・アルトー
1896-1948年。「思考の不可能性」を思考するフランスの詩人。「残酷劇」を提唱する演劇人。西洋からの脱却を必死に試みて、後年、精神病院へと監禁される。激烈な生涯と『演劇とその分身』『ヘリオガバルス』等の著書によって巨大な影響を与え続けている。
訳:宇野 邦一
1948年生まれ。哲学・フランス文学。著書に『土方巽――衰弱体の思想』、『〈兆候〉の哲学』、『ドゥルーズ――群れと結晶』など。訳書にアルトー『タラウマラ』、ジュネ『薔薇の奇跡』など。
訳:鈴木 創士
1954年生まれ。著書に『アントナン・アルトーの帰還』『中島らも烈伝』『魔法使いの弟子』。訳書に『神の裁きと訣別するため』(共訳)『狂人の二つの体制』(共訳)『歓待の書』『ロデーズからの手紙』。

ISBN:9784309462752
出版社:河出書房新社
判型:文庫
ページ数:192ページ
定価:900円(本体)
発行年月日:2006年07月
発売日:2006年07月06日
国際分類コード【Thema(シーマ)】 1:DC