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山と言葉のあいだ

著:石川美子

紙版

内容紹介

 山を見つめ人と本を見つめる書き下ろしエッセイ集。パリ、アヴィニョン、シャモニー、グルノーブル、などの場所。ラスキン、デュマ、スタンダール、永井荷風、幸田文、須賀敦子、などの文章。深い外国体験と東西文学の素養に裏打ちされ、ゆくりなく想起される過去の風景や言葉をきっかけに、人生の美しさと哀しみが綴られる。読み返すたびに静かな感動と新しい発見がある十一の物語。

目次

遠い記憶の引きだし 
ラスキンの石の隠れ場 
セザンヌの山とミヨー家の庭 
沈黙の修道院と黒い鳥 
デュマの熊のステーキ 
シャモニーの裏山のフキ
白いアルヴ川と荷風の物語 
名前とは最後のため息 
故郷の山に帰るスタンダール 
山を生きる人たちの言葉 
静かな背中の山と本 

著者略歴

著:石川美子
著書に『自伝の時間』(中央公論社)『旅のエクリチュール』(白水社)『青のパティニール 最初の風景画家』(みすず書房)『ロラン・バルト』(中公新書)。訳書にロラン・バルト『零度のエクリチュール』『記号の国』『ロラン・バルトによるロラン・バルト』『喪の日記』、フリゾン=ロッシュ『結ばれたロープ』(みすず書房)、モディアノ『サーカスが通る』(集英社)、フェーヴル『ミシュレとルネサンス』(藤原書店)など。

ISBN:9784991330506
出版社:ベルリブロ
判型:4-6
ページ数:288ページ
定価:2600円(本体)
発行年月日:2023年11月20日
発売日:2023年11月22日
国際分類コード【Thema(シーマ)】 1:DNL
国際分類コード【Thema(シーマ)】 2:DS
国際分類コード【Thema(シーマ)】 3:1FPJ