The Great Indus
著:Osamu Funao (船尾修)
紙版
内容紹介
インダス川は源流部のカイラス山のあるチベットから、チベット仏教の僧院がひしめくラダック、秘境ザンスカール、さらにはインドとパキスタンが今なお国境紛争を抱える係争地カシミールを通ります。さらにヒマラヤ山脈と並ぶ大山脈のカラコルムの氷河からの融水が大量にインダス川に注ぎ込まれ、かつて三蔵法師も訪れたガンダーラや仏教隆盛の地スワート、そして戦乱が続くアフガニスタンをかすめながら流れます。その後、一大穀倉地帯のパンジャブ地方、モヘンジョダロなどの世界四大文明発祥の地を通過しながら、アラビア海に注がれ、3180キロの旅を終えるのです。こうした多様性に満ちた土地をまるで旅するかのように、1ページ1ページめくっていただく喜びにあふれた写真集です。
目次
写真集に収録された主な地域は、①チベット、②ラダック、③ザンスカール、④インド領カシミール、⑤パキスタン領カシミール、⑥カラコルム山脈、⑦スワート、⑧異民族カラーシャ、⑨アフガニスタン、⑩パンジャブ地方、⑪シンド地方 と、なります。