麦の日記帳 震災のあとさき 2010-2018
著:佐伯 一麦
紙版
内容紹介
自然、文学、音楽、美術、旅、そして東日本大震災。仙台に住まう小説家が災前・災後の日々を綴った貴重な日記文学。著者3年ぶりの新刊です。大人のためのプレミアムマガジン『Kappo 仙台闊歩』の人気連載「闊歩する日々 杜の日記帖」の2010~2018年分を一冊にまとめました。
目次
二つの再会/悲喜こもごもの春/竹の子マンション/ナイフと紐と/「酒中日記」ふうに/繭の中/彦根の月/巨大地震のあとさき/日和山で/松本竣介との一週間/豆腐屋のラッパ/セーター兄弟/春よ、来い/港町ブルースよ/貞山堀を歩く/ムカデ退治/十九年ぶりの鶴岡/住居の音空間/星座小説/渡良瀬遊水地ふたたび/土蜘蛛/Nさんの机/浜の秋/新しい仕事机/葦原に立つ/七十八年ぶりの大雪/旧友交歓/野草園六十周年/青色の時計/ムファグァ/作並温泉再訪/懐かしの「甲の舟」/四年ののち/庭にくる鳥/彼岸花/イチイの朱い実/日本最長のバスの旅/光禅寺通の柏の木/熊本激震/蕎麦好き嫌い/台風上陸/政岡通りのギャラリー/大当たり!/ノルウェーの切手/向山の狸/三島由紀夫と松/修理の夏/サフラン摘み/老舗のいろいろ/選考の日々/庄野さん宅でのお昼寝/松島町の謎の塔