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復刻写真集 大正大震災号 高橋五山編

非再販商品

編著:高橋 洋子

紙版

内容紹介

写真は首都圏で起こった大震災の実像です。消防能力を超えた大規模な火災が発生し、10万人を超える人々が犠牲となりました。東京は三日間にわたって燃え続け、日比谷、銀座、日本橋、京橋、神田、上野、浅草、両国など下町一帯を焼き尽くしました。この写真集には多くの出版社が集まる神田付近の写真も含まれています。神田は一面焼野原となってしまい多数の新聞社・出版社を焼失させました。震災当時は、まだラジオやテレビがなく新聞だけが時事の情報源でした。しかし東京の新聞・通信22社のうち、震災で焼け残ったのは「東京日日新聞」(現在の毎日新聞)「報知新聞」「都新聞」「ジャパンタイムズ」の4社だけでした。「この大惨事を一刻も早く、全国の人々に伝えなくてはいけない。」その思いは編集者・高橋五山も同様でした。写真の解説および原本の説明、絵雑誌『おとぎの世界』との興味深い関係も本書に記載されています。

目次

目次
『東京市大震災区域図』
『東京日日新聞9月2日朝刊』
はじめに
1 帝国ホテル附近より見たる丸の内の火災1
2 萬世橋駅廣瀬中佐銅像附近2
3 さんざんになった日本橋通り3
4 呉服橋附近の焼跡
5 吾妻橋サッポロビールの焼跡
6 京橋より銀座大通の焼跡
7 焼残った浅草仁王門
8 上野山上より見たる廣小路より神田方面
9 へし折れた浅草十二階
10 内幸町附近より見たる銀座方面の火災
11 厩橋附近の焼跡
12 神田方面より日本橋区浅草区方面の焼跡
13 日本橋附近の焼跡
14 上野公園の避難者分配品の行列
15 焼けた新橋駅の残體
16 燃焼中の有楽町駅附近
17 西郷銅像前の人尋ね札(上)・日本橋附近にて自動車の焼失(下)
18 横濱市港町河岸の大亀裂
19 ぶち壊れた日比谷公園音楽堂
20 横濱市伊勢佐木町大通の焼跡
21 砲兵工廠の残體
22 僅に正門を残して焼拂はれた大蔵省
23 宮城前避難者の食糧分配
24 神田神保町附近の焼跡
写真のコメント
『ボッチャン』表紙・奥付
あとがき

ISBN:9784990551643
出版社:全甲社
判型:A5
ページ数:40ページ
定価:1700円(本体)
発行年月日:2012年12月
発売日:2012年12月05日
国際分類コード【Thema(シーマ)】 1:JKS