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小説家の饒舌

12のトーク・セッション

著:佐々木 敦
著:前田 司郎
著:長嶋 有

紙版

内容紹介

批評家・佐々木敦が12人の作家に徹底インタビュー:前田司郎/長嶋有/鹿島田真希/福永信/磯崎憲一郎/柴崎友香/戌井昭人/東浩紀/円城塔/桐野夏生/阿部和重/古川日出男

目次

第一章 出来るだけ稚拙でいたい――2009.1.22
前田司郎 『大木家のたのしい旅行 新婚地獄篇』
第二章 「たくらみ」と「私性」――2009.3.19
長嶋有『ねたあとに』
第三章 「聖なる愚か者」の社会思想――2009.5.14
鹿島田真希『ゼロの王国』
第四章 普通の小説――2009.6.11
福永信『アクロバット前夜90°』
第五章 現実は小説より小さい――2009.7.18 
磯崎憲一郎『世紀の発見』
第六章 世界そのものが面白い――2009.9.24
柴崎友香『ドリーマーズ』
第七章 歩けば歩くほどいいものが見つかる――2009.11.18
戌井昭人『まずいスープ』
第八章 自分の文学をやることにした――2010.1.20
東浩紀『クォンタム・ファミリーズ』
第九章 笑って読み流していただくのが一番なんです――2010.2.3
円城塔『烏有此譚』『後藤さんのこと』
第十章 「作家がものを書く」ことについての小説――2010.3.15
桐野夏生『ナニカアル』
第十一章 真の作家性の在り処とは――2010.4.16
阿部和重『ピストルズ』
第十二章 全部小説のためにやっている――2010.5.7
古川日出男『MUSIC』

饒舌のあとで

著者略歴

著:佐々木 敦
1964年生まれ。批評家。HEADZ主宰。雑誌「エクス・ポ」「ヒアホン」編集発行人。映画・音楽から文学・演劇・ダンス・思想など多彩な領域で批評活動を展開。著書:『即興の解体/懐胎』『文学拡張マニュアル』『テクノイズ・マテリアリズム』『(H)EAR』『LINERNOTES』(青土社)、『「批評」とは何か?』(メディア総合研究所)、『絶対安全文芸批評』(インファス)、『ニッポンの思想』(講談社現代新書)ほか多数。近刊として、『未知との遭遇』(筑摩書房双書ZERO)、『ニッポンの音楽』(講談社現代新書)、『90年代論』(原書房)など。
著:前田 司郎
1977年生まれ。劇作家、演出家、俳優、小説家。和光大学人文学部文学科在学中に劇団「五反田団」を旗揚げ。2005年『愛でもない青春でもない旅立たない』(講談社)で小説家デビュー。同作が野間文芸新人賞候補となる。2006年、『恋愛の解体と北区の滅亡』(講談社)が野間文芸新人賞、三島由紀夫賞候補、2007年、『グレート生活アドベンチャー』(新潮社)が芥川賞候補に。2008年には、戯曲「生きてるものはいないのか」で岸田國士戯曲賞受賞。同年、『誰かが手を、握っているような気がしてならない』(講談社)で三島由紀夫賞候補。『夏の水の半魚人』(扶桑社)で第22回三島賞。その他の著書に、『逆に14歳』(新潮社)などがある。
著:長嶋 有
1972年生まれ。2001年「サイドカーに犬」で第92回文學界新人賞を受賞しデビュー。2002年「猛スピードで母は」で第126回芥川賞、2007年『夕子ちゃんの近道』で第1回大江健三郎賞を受賞。その他の著書に『タンノイのエジンバラ』(文藝春秋)、『ジャージの二人』(集英社)、『パラレル』(文藝春秋)、『泣かない女はいない』(河出書房新社)、『ぼくは落ち着きがない』(光文社)、『祝福』(河出書房新社)など。ブルボン小林の筆名による著作に『ジュ・ゲーム・モア・ノン・プリュ』(太田出版/ちくま文庫)、『ゲームホニャララ』(エンターブレイン)『マンガホニャララ』(文藝春秋)などがある。

ISBN:9784944124473
出版社:メディア総合研究所
判型:A5
ページ数:392ページ
定価:1800円(本体)
発行年月日:2011年07月
発売日:2011年07月26日
国際分類コード【Thema(シーマ)】 1:FB
国際分類コード【Thema(シーマ)】 2:1FPJ