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輝きはじめた女たち

20世紀の化粧と旅

著:津田 紀代

紙版

内容紹介

19世紀末期ヨーロッパでは、それまで社会的に認められず隠れて行われていた化粧が容認され、多くの女性たちが自由に堂々と化粧をするようになっていきます。また、女性たちの活動範囲も広がり、新しいファッションや化粧、美容法、機能的な化粧道具が次々と生み出されていった時代でした。そんな現代につながるおしゃれの基盤が育まれた1900年前後〜1950年代の美意識の変遷を当時の様々な化粧道具やモード誌を読み解きながらご紹介します。

目次

1章 輝きはじめた女たちと20世紀前半の化粧
容認されはじめた化粧/ビューティサロンの誕生と隆盛/お肌のお手入れ・美の秘法ーサラ・ベルナールとリリアン・ラッセル/流行の暦本『ギルランド・デ・モア』1918の美容相談/化粧の時代へ・フェイスパウダーの多様化/1920年代化粧品使用と1930年代の美容費用『メークアップの歴史』より/20世紀の象徴・リップスティックとルージュ/20世紀に市民権・アイメークアップ/マニキュアとネイルエナメルの出現/香りの台頭と携帯香水/化粧台を飾る化粧セットの充実
2章 旅と携帯化粧道具
旅の化粧道具の移り変わり・馬車から船、汽車、自動車、飛行機へ旅の小物/化粧ケースと旅行ケース/携帯する装身具・扇とパラソル/輝きはじめた女たち/ドライビングケースそしてコンパクト
3章 絵でみる化粧
写真絵はがきの美女たち/モード誌『ラ・モード』/モード誌『ガゼット・デュ・ボン・トン』/暦本『ギルランド・デ・モア』/英文解説/参考文献

ISBN:9784938547790
出版社:ポーラ文化研究所
判型:B5
ページ数:104ページ
定価:800円(本体)
発行年月日:2007年10月
発売日:2007年10月01日
国際分類コード【Thema(シーマ)】 1:JBCC