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ナレッジワーカーの知識交換ネットワーク

著:村上 由紀子

紙版

内容紹介

知識経済の担い手であるナレッジワーカー。彼らの知識獲得にパーソナル
ネットワークはいかに利用されているのか?
高度な専門知識をもつ研究者と医師の知識交換ネットワークに関する日本発
の精緻な実証分析を収録。

ナレッジワーカーは、学校教育を終えたあともたゆまず学習し知識を向上させている。
・知識獲得や伝達のためにパーソナルネットワークはどの程度使われているのか
・誰が知識交換のためにパーソナルネットワークを主に利用するのか
・パーソナルネットワークはどのような経緯と範囲で形成されるのか
・パーソナルネットワークを通じてどのような知識が交換されるのか
・なぜパーソナルネットワークを通じて知識交換が行われるのか
・研究者と医師のネットワークはどのように異なるのか

知識交換のパーソナルネットワークに関するこれらの問いについて、
個人要因、組織・制度要因、政策要因を論じる。

目次

目次

はじめに ........................................................... 3

第1 章 ナレッジワーカーの知識交換 ................................. 9
1. 1. ナレッジワーカー 9
1. 2. プロフェッショナル 11
1. 3. 学習と実践コミュニティ 14
1. 4. 社会的交換 15
1. 5. 知識の創造とネットワークの利用 17
1. 6. 本書の課題 19
1. 7. 本書で利用するデータ 22
1. 8. 本書の構成 24

第2 章 研究者と医師の仕事とパーソナルネットワーク ................ 28
2. 1. 研究者という職業 28
2. 2. 医師という職業 31
2. 3. 知識の獲得におけるパーソナルネットワークの利用 34
2. 4. パーソナルネットワークの範囲 39
2. 5. パーソナルネットワークにより交換される知識 42
2. 6. パーソナルネットワーク形成の経緯 44
2. 7. パーソナルネットワークを通じた知識交換の動機 47
2. 8. 研究者と医師のパーソナルネットワークの違い 49

第3 章 研究者のパーソナルネットワークによる知識の獲得 ─ パーソナルネ
ットワークと利用者の特徴 ........................ 53
3. 1. はじめに 53
3. 2. 先行研究 55
3. 2. 1. 個人の知識獲得のチャネルに関する実証研究 55
3. 2. 2. パーソナルネットワークとウエブの違い 56
3. 2. 3. 研究者の能力やキャリアとネットワークの利用との関係 58
3. 3. 仮説 60
3. 4. データと分析モデル 62
3. 5. 分析結果 66
3. 6. ディスカッションと結論 70

第4 章 研究者のパーソナルネットワークの範囲とタイの強さ........... 75
4. 1. はじめに 75
4. 2. 先行研究 77
4. 2. 1. タイの強さ 77
4. 2. 2. 交換される知識の性質と地理的距離の関係 79
4. 2. 3. 多様な距離概念と知識のスピルオーバー 81
4. 3. 分析のフレームワークと仮説 82
4. 4. 分析モデル 86
4. 5. 分析結果 89
4. 6. ディスカッションと結論 97

第5 章 研究者の国際移動のパーソナルネットワークへの影響.......... 101
5. 1. はじめに 101
5. 2. 先行研究 104
5. 3. 仮説 108
5. 4. 分析モデル 111
5. 5. 分析結果 116
5. 6. ディスカッションと結論 120

第6 章 パーソナルネットワーク形成の契機がタイの強さに与える影響 ─ 研
究者の産学間ネットワークのケース .......... 125
6. 1. はじめに 125
6. 2. 先行研究 127
6. 2. 1. アカデミックエンゲージメント 127
6. 2. 2. アクター間の関係の構築 129
6. 3. 仮説 132
6. 4. 分析モデル 133
6. 5. 分析結果 137
6. 6. ディスカッションと結論 142

第7 章 医師のパーソナルネットワークとパフォーマンス ............. 145
7. 1. はじめに 145
7. 2. パーソナルネットワークの範囲と形成の契機 148
7. 3. パーソナルネットワークとパフォーマンスの関係 151
7. 4. 年齢によるパーソナルネットワークの違い 158
7. 5. ディスカッション 164

第8 章 ナレッジワーカーのパーソナルネットワークによる知識交換 .... 169
8. 1. 本書で見出されたこと 169
8. 1. 1. 他の知識獲得チャネルと比較したパーソナルネットワークの利用
170
8. 1. 2. パーソナルネットワークを利用する動機 174
8. 1. 3. パーソナルネットワークの範囲とタイの強さ 180
8. 1. 4. パーソナルネットワークの形成と利用の環境 185
8. 2. パーソナルネットワークによる知識交換に影響を与える要因 188
8. 2. 1. 個人要因 189
8. 2. 2. 組織・制度要因 191
8. 2. 3. 政策要因 194
8. 3. 専門職の増加と知識交換のためのパーソナルネットワーク研究の重要
性 195

参考文献 ......................................................... 201

著者略歴

著:村上 由紀子
著者紹介村上由紀子
早稲田大学政治経済学術院教授。博士(経済学)。
大阪外国語大学(現、大阪大学外国語学部)専任講師、
カリフォルニア大学バークレイ校、オックスフォード大学、
マサチューセッツ工科大学、マックスプランク研究所、
アーヘン工科大学で客員研究員を務める。

主な単書
『人材の国際移動とイノベーション』(NTT出版株式会社、2015年)
『頭脳はどこに向かうのか』(日本経済新聞社、2010年)
『技術者の転職と労働市場』(白桃書房、2003年)

ISBN:9784910879109
出版社:飛翔舎
判型:A5
ページ数:220ページ
価格:3000円(本体)
発行年月日:2023年11月
発売日:2023年11月30日
国際分類コード【Thema(シーマ)】 1:KC