出版社を探す

看護の証を紡ぐ

「私の看護」を語り描く世界

著:陣田 泰子

紙版

内容紹介

めざす看護があるからこそ,もがき,悩む
“常に動く”現場で,さまざまな状況にも対応するエキスパートナースへ――

自分の看護実践を見つめ,自問自答の中でつかんだ一人ひとりの成長物語。

目次

はじめに

序章 自らの看護を言葉にし、検証しつづけること
 1 私自身のヒストリーから
 2 看護観に基づく実践―エキスパートナースとして求められる技術
 3 看護実践を導く認識を高めるプロセスとは―善き看護をめざすための動く現場からの学び
 4 看護の仲間とともに

第1章 瞬時に飛び交う、看護の知―わかるよ、その思い。看護の道を歩む仲間だから
 1 見えにくい看護の知
 2 「悩む姿」から見えてくる知
 3 本質が見えるために、どのように問いかければいいのか―自分を責めてしまうサイクルからの脱却
 4 何が起きたのか、それから

第2章 時間経過の中で育まれる看護の知―一二年という時間の中で再生に向かう時
 1 それは、ある看護学生の実習から始まった
 2 二年目の再会―とたんにくもった表情
 3 三年目のやりとり―「その人らしく」への問い
 4 一一年目の出会い―セルフケア看護研究会
 5 一二年目―今野さんがつかんだもの
 6 今野さんの概念化を時間軸からたどる
 7 概念化のプロセスを全体からとらえる

第3章 エキスパートナースの苦悩―繰り返しの中で研ぎ澄まされる〝看護の知〟
 1 研修生だった坂田さんとの出会い
 2 一〇年後、再びの出会い―「私、手を抜いているんですよ」
 3 病棟へのだめ出し―「どうせだめです、だめな病棟だから」
 4 本当はやっていたんだよ―できていないと思えてしまう理由
 5 培ってきた仕事のスタイル―自分と人に対する厳しさの理由
 6 めざす看護があるからこそ、もがき、悩む
 7 それから四年後―次の課題に向けてチームの仲間とともに
 8 エキスパートナースとの対話から

第4章 看護の知の物語を紡ぐ
 1 今も続くストーリー
 2 概念化を経て熟達化へ
 3 私自身の経験をさかのぼる
 4 看護の証―「そこに確かに看護があったのである」

第5章 コロナの時代を経た看護教育のゆくえ―看護の知の発見と創造を育む現場
 1 コロナ禍における看護と看護教育
 2 あるナースの学びの軌跡
 3 これからの看護現場の教育

おわりに

ISBN:9784910759142
出版社:看護の科学新社
判型:4-6
ページ数:170ページ
定価:1800円(本体)
発行年月日:2023年03月
発売日:2023年04月06日
国際分類コード【Thema(シーマ)】 1:MQC