さらば米寿
著:坂口力
編:日本先進医療臨床研究会
紙版
![さらば米寿の商品画像](/img/books_icon/9784910538037.jpg)
内容紹介
著者は戦後唯一、医師免許をもった厚生大臣であり、在任期間最長を誇る初代厚生労働大臣。
医師時代、厚生省と赤十字の反対を押し切って確立した献血制度(三重方式)を、
三重県だけでなく全国の患者を救うため、日本全国に広めるために議員に転身。
介護という言葉が一般的でなかった当時、国の将来を見据えて「100年安心年金プラン」を立案し、脚光を浴びる。
2001年、国と官僚の意向を振り切ってハンセン病訴訟の上告を阻止し、与野党を超えた賞賛を浴びる。
2003年、陣頭に立ってSARSの国内感染者をゼロに抑え、将来のパンデミック対策のため海外に渡航し、具体的な対策事例をいち早く国内に紹介。
2004年、狂牛病発生時、国民の安心・安全のため米国食品業界団体の意向を抑えて全頭検査を行った。
挑戦の日々を生きた元厚労大臣が、老齢にあたって、日本の未来に思いを馳せて、
「超高齢者年金の創設」など国の将来について穏やかな中にも熱をもって語る提言の書!
目次
目次
さらば米寿を書くにあたって
第一章 日本の改革は可能か
超高齢者年金制度の創設を提言
今後の日本の国はどうなるのか
医療政策はどう変化したか
豊かな年金は可能か
ビフォーコロナとアフターコロナ
二〇年振りにできた法律「協同組合法」
一枚の年賀状と過労死改革
第二章 人生と病気を乗り越
米寿にはどんな意味があるのか
一〇〇歳から五〇歳を見る
新型コロナウイルスの猛威
私の遭遇した病気の数々
厚生労働大臣に医師免許は不要か
選挙の季節が来た
第三章 交わりと思い出の数々
何が私を変えたか
母とともに生きる
勝ち続けることの難しさ
医学で習わなかった体の不思議
神のお告げも禰宜しだい
書き終えて