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日本女性2人詩集 2 白石かずこと水崎野里子 おばさんから子どもたちへ 贈る言の葉

著:白石 かずこ
著:水崎 野里子

紙版

内容紹介

本詩集の目的は以下の通りである。
(1)世界中の子どもたちに愛されるような詩を選んで編集する。
(2)日本の「赤い鳥」で北原白秋や西条八十が試みた、やさしい日本語、音読に耐える日本語と英語の創作。このラインは、本シリーズの第一版として示された新川和江と水崎野里子2人詩集を、新たに白石かずこと水崎野里子の2人詩集として引き継ぐ.
(3)第一版に次いで、童話詩の文学性と芸術性を、白石かずこと水崎野里子の2名それぞれの個性のうちに探求する。
(4)アメリカのビート詩人たちの詩の音声朗読とパーフォーマンス(多元アート)の活動を1970年代の日本詩人より引き継ぎ、再び受容する。
(5)日本から発信の詩の国際性を、今日の総合的な世界状況の中で<日本性・ドラマティック性・地域性>と捉える。
(6)アメリカの黒人文学、ジャズ・芸術を新たに今日の世界状況の中で確認する。
(7)従って人種差別・人権侵害など、世界的に平和を脅かす状況への抗議を含む。
(8)人間としての女性のやさしさを、詩の中枢に据え、再確認する。
(9)世界的な平和と人間のつながりの回復をアートとして声を高め、求める。
(10)子どもという存在を小さき者と捉え、彼らの人権と自由と平和を祈る、等。
以上を要旨・核心とする。

著者略歴

著:白石 かずこ
1931年カナダのバンクーバー生まれ。早稲田大学第一文学部演劇科卒業。詩人、翻訳家、エッセイスト。ロッテルダム国際詩祭など海外文化交流・海外詩祭に参加多数。H氏賞、イスラエルやセルビアの詩祭など、国内外の詩祭・団体にて受賞多数。詩集・著作多数。十代から詩を書き始め、北園克衛の「VOU」に所属。北園に師事した。早稲田大学文学部大学院在学中、二十歳の時に詩集『卵のふる街』を上梓。現在、東京杉並区西荻に居住。
著:水崎 野里子
1949年東京生まれ。早稲田大学第一文学部英米文学科大学院修了。演劇科でも学んだ。詩人、翻訳家、エッセイスト。マケドニア・ストルーガ詩祭、世界詩人会議など海外詩祭に参加。カリフォルニア世界詩人会議優秀詩人賞、日中韓平和功労賞など。詩集『二十歳の詩集』他。幼年時は武蔵野市吉祥寺に住んだ。杉並区にある都立西高校卒業。現在は千葉県に居住。

ISBN:9784910415208
出版社:学術研究出版
判型:A5
ページ数:70ページ
定価:1500円(本体)
発行年月日:2021年07月
発売日:2021年07月15日
国際分類コード【Thema(シーマ)】 1:DC
国際分類コード【Thema(シーマ)】 2:1FPJ