人は死んだらどこへ行けばいいのか
現代の彼岸を歩く
著:佐藤 弘夫
紙版
内容紹介
巨大墳墓を造った古代日本人が墓に執着しなくなったのはなぜか?
それが近世に墓参を必ずするように変わり、そして今お墓を捨てる者まで現れたのはなぜか。
日本思想史の第一人者が列島の数多くの霊場をたずね解明した画期的な「激変する他界観の正体」。
「人は死んだら消えてなくなる」とした民族はこの地球上に存在しなかった。
目次
第1部 中世─近世の他界観のゆらぎ
遊仙寺/医王寺/一の谷遺跡/上行寺東遺跡/高野山/春日大社/元興寺/立石寺/化粧坂
第2部 古代からカミと仏の習合へ
大湯環状列石/箸墓/法隆寺/四天王寺/金剛證寺
第3部 近世に向けて失われる浄土世界
瑞巌寺/岩船山/熊野神社/全生庵
第4部 近代─現代の仏をなくした他界観
モリの山/西来院/川倉地蔵尊/津波跡地/一心寺/樹木葬の森
◯巻末年表 日本における他界観の今日に至るまでの歴史的推移
ISBN:9784910408026
。出版社:興山舎
。判型:4-6
。ページ数:336ページ
。定価:2200円(本体)
。発行年月日:2021年05月
。発売日:2021年04月30日
。国際分類コード【Thema(シーマ)】 1:JBCC6。