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絶滅危惧種記者 群馬を書く

著:小泉信一

紙版

内容紹介

「絶滅なんぞしてたまるか!」

夢にも思わぬ、定年間際の異動命令──これは偶然か、それとも必然か? 現場至上主義をつらぬく、人呼んで「絶滅危惧種記者」が30年ぶりに赴いた先は、記者駆け出しの地・群馬だった!

街角の光景や人情の機微──
ガイドブックには載らない、魂の「群馬本」!

筆が鈍ったと感じたら温泉王国でリモートワーク、幼少のころから追い続けた怪奇譚を求めて辺境の地へ赴き、海なし県なのに実は消費量の高い群馬ならではの上等のマグロに舌鼓を打つ。 横丁で人生を語らう人々、義理人情に厚く、反骨をつらぬいた「流れ者」の美学が息づく群馬の市井の人々の姿が、齢60を超えた記者の心をいまだつかんで離さない。

〝市井の人々の生活は、新聞記事を賑わす異常な出来事の連続ではない。
ちょっとしたことで笑い、悲しみ、泣き、怒るといった感情の連続である 〟(本文より)

鎌田慧氏による寄稿も掲載!

「街ダネ」にこだわり続けるベテラン記者が綴った、街角の光景や人情の機微に、クスリと笑って、ホロリと涙する。
◉2020年〜2022年に朝日新聞・群馬版に掲載された、小泉信一編集委員の記事を、魅力あふれる群馬のテーマごとに厳選して書籍化。駆け出し時代の記事&各テーマの雑観コラムも採録。鎌田慧氏による寄稿も掲載!

目次

【本書構成】
街ダネは新聞の命 PART1・2/群馬で見聞きしたミステリー、怪異譚/温泉王国・群馬でリモートワーク/流れ者の美学/群馬愛は食から/語り継ぎたいこと/思い起こせば三十数年前 こんな記事を書きました

著者略歴

著:小泉信一
1961年、神奈川県川崎市生まれ。列島放浪後の88年、朝日新聞入社。東京社会部の大衆文化担当記者を経て編集委員。2021年4月から前橋総局員を兼務。『東京下町』『寅さんの伝言』『裏昭和史探検』など著書多数。コラムを執筆した『寅さんDVDマガジン』(講談社)は累計250万部となった。大手レコード会社から発売となったCD『酒と艶歌とサラリーマン』も監修する。哲学、文学、歴史、民俗学、演歌、昭和歌謡、怪異伝承、UFO、北方領土問題など、取材は森羅万象に及ぶ。

ISBN:9784910308029
出版社:コトノハ
判型:4-6
価格:1500円(本体)
発行年月日:2022年12月
発売日:2022年12月15日
国際分類コード【Thema(シーマ)】 1:WTL
国際分類コード【Thema(シーマ)】 2:WTR
国際分類コード【Thema(シーマ)】 3:1FPJ